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2028年までラリージャパンを開催、豊田市とWRCプロモーターが契約を延長

レスポンス / 2024年11月6日 7時15分

愛知県豊田市の太田稔彦市長とWRCプロモーター・シニアスポーツディレクターのピーター・トゥール氏は10月27日、豊田市が2028年までのラリージャパン開催契約を延長したことを発表した。豊田市はラリージャパン主催者のひとつ。


WRC=世界ラリー選手権(FIA World Rally Championship)は世界各地を転戦するラリーシリーズだ。SS(スペシャルステージ)と呼ばれるコースをマシンが1台ずつ走り、複数のSSを走った合計タイムによって最終日に勝敗が決まる。2024年シーズンは13戦で競われ、11月21~24日開催のラリージャパンが最終戦だ。


ラリージャパンは2004年に初めて開催され、2010年の第6回までは北海道で開催されていた。2022年の第7回からWRCに復帰し、愛知県・岐阜県で開催されている。


豊田市の太田稔彦市長は「ラリージャパンは、美しい山々、湖、神社の鳥居など日本の象徴的な風景を背景に、国内外から高い評価を得てきた。この評価を糧に、ラリー文化の醸成とファンの拡大を期待している。世界のトップドライバーが繰り広げる熱い戦いを通じて、ファンの皆様に感動と興奮を届けられることを楽しみにしている」とコメント。


WRCプロモーター・マネージングディレクターのジョナ・シーベル氏は「WRCは日本に復帰して以来、豊田市に非常に歓迎されている」とコメント。「サービスパークが市の中心に位置しており、ファンにとって素晴らしい体験が提供されている。豊田市はWRCの持続可能性への価値観を共有し、契約延長によって市にもたらされる利益を理解しているパートナーだ」と説明する。


WRCにトヨタチームから参戦している勝田貴元選手は「私にとっても、日本にとっても、そしてトヨタチームにとっても、ビッグニュースだ。ホームラリーを戦うことは、私にとってはもちろん、トヨタや日本のファンにとって貴重なことだ」とコメント。


そして「大切なのは、イベントをどれだけ長く続けられるかということ。一度やめてしまうと、人気が下がってしまうからだ。大会開催の継続にあたっては、主催者の皆さんも苦労したと思う。敬意を表するとともに、感謝の気持ちでいっぱいだ」と語る。


「次の3年間は、私のキャリアや人生にとって、そして日本のラリーやモータースポーツにとっても、重要な期間になる。より多くのファンの皆さんの期待に応えたい」と、全力を尽くすことを誓う。


「FIA 世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン 2024 大会」は、トヨタ・モータースポーツ・クラブ、特定非営利活動法人 M.O.S.C.O.、豊田市の三者の主催で、11月21~24日に開催される。サービスパークを豊田スタジアム(豊田市)に置き、コースは愛知県豊田市、岡崎市、新城市、設楽町、岐阜県恵那市、中津川市に展開する。

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