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ホンダ『タクト』など約60万台リコール…最悪の場合、走行中に転倒

レスポンス / 2024年11月9日 17時0分

本田技研工業は令和6年10月31日、スクーター6車種の原動機(クランクケース及びミッションケース)についてミッションオイルが漏れる可能性があるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。


対象となるのは2015年9月18日~2024年9月18日されたホンダ『タクト』、『ジョルノ』、『Dunk』、ヤマハ『Jog』、『Vino』の6車種、計59万8797台。


原動機において、クランクケースとミッションケースの製造工程での管理方法が不適切なため、当該ケースの合わせ面の密着性が不足し、ミッションオイルが漏れることがある。そのため、オイルの潤滑不良で異音が発生し、そのまま使用を続けるとケース内のベアリングが破損して、最悪の場合、走行中に後輪がロックし、転倒するおそれがある。


改善措置として、全車両、ミッションオイル量を測定し、基準未満の場合はミッションケースを良品に交換するとともに、ベアリング等を新品に交換する。基準以上の場合はケースの合わせ面を清掃し、ガスケットを塗布して再組付けを行う。なお、部品の準備に時間を要することから、不具合内容を周知し、準備でき次第、改めて連絡する。


不具合の発生件数は61件、事故は転倒(けが無し)が2件起きている。

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