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ポップカルチャーの中心にいつもあった『コルベット』75年の歴史、米国立博物館で特別展示

レスポンス / 2024年11月11日 11時30分

アメリカを代表するスポーツカー、シボレー『コルベット』の文化的影響力を紹介する特別展示が、米国ケンタッキー州ボウリンググリーンの国立コルベット博物館で2025年11月まで開催されている。


『アメリカの恋愛:ポップカルチャーとコルベット』と題されたこの展示は、2025年11月まで開催される。コルベットが映画、テレビ、音楽など、アメリカのポップカルチャーに与えた影響を多角的に紹介する内容となっている。


展示の目玉の一つは、映画やテレビドラマに登場したコルベットの数々だ。『トランスフォーマー』シリーズのコンセプトカーや、「ハワイ・ファイブ・オー」リブート版で使用された1973年型コルベットなどが展示されている。さらに、ビデオゲーム『グランツーリスモ6』に登場した第7世代コルベットのコンセプトカーも見ることができる。


また、有名人が所有していたコルベットも展示の一角を占める。ブラッド・ペイズリーやジョージ・ジョーンズなどの音楽家、さらには野球選手のレジー・ジャクソンが所有していた車両が展示されている。


特筆すべきは、アポロ8号と13号に搭乗した宇宙飛行士ジム・ラブエルが所有していた1968年型シルバーストーンシルバーのコルベットだ。展示では、1960年代にケープカナベラル近くのシボレー販売店が宇宙飛行士たちに年間1ドルでコルベットをリースしていたエピソードも紹介されている。


博物館のキュレーター、ブライアン・ゲーブル氏によると、この展示はコルベット70周年を記念した以前の特別展示から発展したものだという。


展示会場では、コルベットに言及した楽曲や映画、テレビ番組のハイライト映像も上映されている。ビーチ・ボーイズやプリンスから、カントリー歌手のジョージ・ジョーンズまで、幅広いジャンルの音楽でコルベットが取り上げられてきたことがわかる。

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