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プジョー『E-3008』新型、高速走行でのEV航続の新基準に…約1000kmを2回の充電で走破

レスポンス / 2024年11月12日 10時15分

ステランティスは、新世代EV向け「STLAミディアム」プラットフォームを採用したプジョー『E-3008』新型が、EVの航続の新基準を打ち立てたと発表した。フランスのパリからニースまでの実走行テストで驚異的な航続性能を示したという。


WLTPサイクルで701kmの航続距離を誇るSTLAミディアムだが、今回の実走行テストではさらに高い性能を発揮した。プジョーE-3008新型は、フランスの高速道路制限速度の130km/hを維持しながら、パリからニースまでの長距離を走破。この間、充電は2回で済んだという。


テスト時の平均気温は20度で、この結果は内燃エンジン車が給油と休憩のために立ち寄る回数に匹敵する。シミュレーションによると、トリノからナポリ(イタリア)、プラハからブリュッセル(欧州横断)などの長距離走行でも同様の結果が得られるという。


STLAミディアムは、高速道路走行でおよそ1000kmを2回の充電で走破できる唯一のプラットフォームとなり、同クラス最高の性能を誇る、と自負する。現在、プジョーE-3008新型、プジョー『E-5008』新型、オペル『グランドランド』がこのプラットフォームを採用しており、2026年末までにさらに5車種が追加される予定だ。


STLAミディアムを採用した電気自動車は、排出ガスゼロ、低運用コスト、静かで滑らかな乗り心地といったEVの基本的な利点に加え、長距離走行時の充電回数削減を実現。この高性能は、フランス北部のビリー=ベルクロー/ドゥヴラン・ギガファクトリーで生産される高性能ACCバッテリーによって支えられている。

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