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[サウンドユニット・選択のキモ]スピーカー編…「どう付けるか」も要検討!

レスポンス / 2024年11月17日 19時0分

愛車のサウンドシステムを進化させたいと思ったときに参考にしていただこうと、“製品選びのキモ”を全方位的に紹介している当連載。現在は「スピーカー」を選択するときのポイントを解説している。


◆「スピーカー交換」においては「取付費用」も勘案した上で製品選びを!


さて、カー用のスピーカーは、クルマに取り付けて初めてスピーカーとして完成する。ゆえに取り付けにおいては「スピーカーを作る」というべき工程がいくつか必要となるので、製品代以外にもある程度の費用がかかってくる。なので、取付費用も予算に計上した上で製品を選定すべきだ。


というわけで前回の記事では、「取付費用」をどのくらいみるべきなのかの参考にしていただこうと、ドアスピーカーを取り付ける際の必要作業の中身を解説した。それに引き続いて今回は、「ツイーター」の「取付作業」の中身について説明していく。


ところでツイーターの取り付け方は、大きく分けて2パターンある。1つは基本の取付費用の中で行える場合の多い「簡易的な取り付け方」で、もう1つは改造を伴う「カスタムインストール」だ。


では、それぞれがどのような取り付け方なのかを説明していこう。まずは簡易的な取り付け方から。


◆どんな取り付け方をしたいかを踏まえて、製品チョイスを実行すベシ!


なお簡易的な取り付け方にも主には2つのやり方がある。1つは「純正位置への埋め込み」で、もう1つは「ダッシュボードの上への設置」だ。


インテリアの見た目を変えたくないと思うなら、選ぶべきは「純正位置への埋め込み」だ。しかしチョイスする製品によっては純正位置へは埋め込めない場合も出てくる。なのでこの取り付け方を希望するなら、「純正位置に埋め込める製品」という縛りを設けて製品選びをするべきだ。


対してダッシュボードの上への設置は、それを行える「マウント」が付属していれば多くの車種にて実行できる。


ただし、ダッシュボードの形状によってはこれが向かないこともある。大きく傾いているとツイーターがあらぬ方向を向いてしまいかねない。そうならないことを確認した上で、この取り付け方を選択しよう。


◆音のことを優先するならカスタムインストールがベスト。ただし費用はかかる…


一方カスタムインストールは、音にこだわりたいと思ったときの選択肢となる。ツイーターは高音の再生を担うスピーカーだが、音は音程が高くなるほど真っ直ぐに進もうとする性質が強くなるので、ツイーターを設置する際には“場所”と”向き”を吟味すべきだ。反射の影響を受けにくい場所に取り付けた方が良く、リスナーに直向けしたり敢えて少し角度をずらしたりといった調整をした方が良い。


カスタムインストールを行う際には“場所”と“向き”を吟味できるので、より良いコンディションで鳴らせるように取り付けられる。また固定をしっかり行えるので、磁気回路で発生したパワーをロスしにくくもなる。


ただし、費用は多くかかってしまう。この取り付け方を選択する際には、その点を考慮する必要がある。


今回は以上だ。次回からら新たな章に突入する。お楽しみに。

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