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[音を良くするコツをプロが指南]「欧州車」の音を良くする“必勝法”を伝授!

レスポンス / 2024年12月2日 11時0分

「ステアリングを握るときにはいつも音楽を聴いている」というドライバーは多い。その音楽を、もっと良い音で楽しめるとしたらどうだろう。当連載ではその“コツ”を、全国の有名「カーオーディオ・プロショップ」に取材し紹介している。


今回は、“欧州車”の音を良くするための具体的な方法を公開する。話を訊かせてくれたのは、奈良県大和郡山市の実力店『ブリーズ』の木村さんだ。さて、その話の中身とは…。


◆F型のMINIでは特に、スピーカー交換が威力を発揮!


早速ブリーズの木村さんに、“欧州車”ならではの特殊な事情があるのかないのかを教えてもらった。


「メーカーや車種により、事情が異なるケースはあります。例えばF型のMINIでは、ほとんどの車種でツイーターの設定がありません。なのでスピーカーを交換すると、ガラリと音が変わります。ツイーターが新規設定される効果が大きく発揮され、サウンドのヌケが良くなりクリアになります。


なお交換するスピーカーは、リーズナブルなモデルで良いと思います。手頃なモデルでも、変わり幅は大きいです。当店では、税抜4万円台のブラムの2ウェイスピーカーをお薦めすることが多いです。


そしてもしもご予算が許すのであれば、併せてDSPの導入もお薦めしています。DSPを使うと、シート下のサブウーファーとドアスピーカーに対して適切な役割分担をさせられるようになるので、それによってもサウンドのクリア度が上がります」


◆DSPを使うと、サブウーファーから聴こえてくる余計な音をカット可能に!


「というのもF型のMINIではドアに装着されている10cmクラスのスピーカーとシート下のサブウーファーがそれぞれ、フルレンジで鳴っています。なのでせっかくスピーカーを交換して中高域までの音質が良くなっても、純正サブウーファーがその邪魔をするんです。


でもなんらかDSPを導入すればサブウーファーの再生範囲を狭められるので、邪魔をしなるんです。結果、交換したスピーカーの性能がいかんなく発揮されます。さらには緻密なサウンドチューニングを全帯域にわたって行えますし。ちなみにパワーアンプ内蔵DSPは10万円以下でも良いものがいくつかありますから、それらを選択すればご予算のアップ率も限定的です。


またG型のBMWやMINIでは、純正にてツイーターが付いていますがそうであってもスピーカー交換は有効です。純正スピーカーがチープであることにはかわりはなく、市販品に交換すれば見違えるように音が変わります。


ただ、G型のBMWは薄型のスピーカーでないと取り付けられません。そして取り付けられる薄型モデルは価格がアップしてしまうので、総予算が上がってしまいます。とはいえシート下のサブウーファーはフルレンジで鳴っていない場合が多いので、そうであればDSPは後回しでも良いと思います。その点ではハードルが下がります」


◆プジョーやシトロエンでは特に、アンプDSPの追加が吉と出る!


「その他ではプジョーやシトロエンも、手をかけることで相当に音が良くなります。これらでは16cmクラスのミッドウーファーとツイーターとか純正装備されていますが、やはりその性能が良くないのでスピーカーを換えればかなり音が変わります。


そしてこれらでは、DSPの追加が一層大きな効果を上げます。なぜなら、純正のメインユニットの音も良くないからです。スピーカーの性能が低いからでしょうかおおげさに低音が持ち上げられていて、そしてその質も良くありません。


ですのでパワーアンプ内蔵DSPを導入してさらにはそれへとスマホをダイレクトに接続すれば、純正メインユニットを切り離したオーディオシステムを完成できます。ラジオやナビ音声は聴こえるようにしておきつつも、音楽を聴くときにはスマホを音楽プレーヤーとして活用すると快適に良音を満喫できます。


お近くでしたらお気軽にお越しください。車種ごとでそれぞれ有効なプランをご提案させていただきます。お待ちしています」

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