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『スタッドレスタイヤvsオールシーズンタイヤ』冬のドライブを完全比較!~Weeklyメンテナンス~

レスポンス / 2024年12月5日 6時30分

暖冬傾向の今シーズンだが、ウインターレジャーや帰省の時期に降雪地域に出かけるドライバーも多いだろう。スタッドレスタイヤへの履き替えはまだ間に合うので、出かける前に交換を実施しよう。


◆愛車の冬支度である冬タイヤへの交換時期がやってきた


降雪地域のユーザーなら、秋から冬への季節の変わり目にサマータイヤからスタッドレスタイヤへの履き替えは終わらせているだろう。いっぽう非降雪地域のユーザーは、必要に迫られるまではサマータイヤのままのケースも多いだろう。カー用品店やタイヤショップでは盛んにスタッドレスタイヤへの交換のPRを行っているため、若干出遅れた感のあるユーザーもいるのでは無いだろうか。


しかし、ご安心を、今からでももちろんスタッドレスタイヤへの履き替えは十分可能なので気になるユーザーはチェックしてみよう。


この時期にスタッドレスタイヤへの履き替えを思い立ったらすぐに確認しておきたいのが愛車のタイヤサイズの在庫の有無、そしてタイヤ交換作業の予約状況だ。地域により時期は少しずつズレるもののサマータイヤからスタッドレスタイヤへの交換時期はどこのショップも多忙になり、交換作業の予約が取れない場合も多いからだ。


近年はショップのWeb予約なども充実しているので、まずはどこで・いつ交換作業が可能なのかも要確認の事項となる。年末年始に降雪または路面凍結の怖れがある地域に出かける予定があるなら、交換作業の予約は結構ギリギリのタイミングになる場合もあるので今すぐ確認&予約した方が良いだろう。急な降雪があっても年末年始に掛かってしまうとタイヤショップも休業してしまう、そんな状態になってしまうまえに対処を考えておこう。


非降雪地域のユーザーの場合、スタッドレスタイヤへの履き替え需要の多くは「ウインタースポーツに出かける予定がある」「帰省で降雪地域に家族で向かう」など、明らかにスタッドレスタイヤが必要な条件の場合だろう。しかし東京や大阪、名古屋などのエリアでドライブしている場合でも降雪の可能性はもちろんある。これらの都市部でも初雪の平均値は12月中旬~1月初旬あたりだ。さらにもうひとつの気にしたいのが路面の凍結だ。気温が急激に下がると路面凍結が起こる(特に橋梁部では路面凍結が心配される)。冬の早朝ドライブでいつも走っている道なのに凍結が原因でスリップしてしまうこともあるので要注意だ。そこで安全のためにもスタッドレスタイヤへの履き替えを実施しておくと良いだろう。


◆タイヤ交換はホイールごと? タイヤのみ?


次にスタッドレスタイヤへの交換が初めてだというユーザーにその交換スタイルについて説明しておこう。スタッドレスタイヤに交換する手法としては大きく分けて2つある。


ひとつは現在のタイヤをホイールから外して新たにスタッドレスタイヤを装着する方法だ。タイヤサイズはもちろん最初に取り付けられていたサマータイヤと同じサイズになる。


一方でホイール+スタッドレスタイヤのセット用意して交換取り付けする方法もある。こちらはカー用品店やタイヤ販売店などで、この時期になると店頭にスタッドレスタイヤ&ホイールセットとして並んでいるケースも多いので見たことがあるユーザーもいるだろう。いわゆるリーズナブルなホイール(スノーホイールなどと呼ばれる)にスタッドレスタイヤを装着した状態でセット販売するケースだ。これなら春になってサマータイヤに交換する場合、ホイールごとの交換なので交換作業が比較的手軽になるのがメリット。ホイール&タイヤサイズもある程度選べるのもこの交換方法の魅力だろう。


春先にスタッドレスタイヤ→サマータイヤへの交換が面倒だと思っているユーザーなら、もうひとつの選択肢として近年注目されているのがオールシーズンタイヤだ。その名の通り1年を通じて使えるタイヤのこと。スノーフレークマークが付いているモデルであれば冬用タイヤ規制の道路を走ることもできる。アイス路面などではスタッドレスタイヤにかなわない部分もあるが、タイヤ交換の煩わしさが無くなるメリットを取るユーザーなら一考の価値ありだろう。


雪が降ってから慌ててスタッドレスタイヤへの交換にショップ行ったものの、タイヤの在庫も無く交換作業の予約もいっぱいという事態に陥らないために、計画的にスタッドレスタイヤの装着を検討してみよう。年末年始を対象にするとすれば、今ならギリギリ間に合う時期と考えられるので行動を起こそう。


土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

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