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[サウンドユニット・選択のキモ]メインユニット編…主要モデルの実力を分析!『サイバーナビ』

レスポンス / 2024年12月15日 6時30分

カーオーディオシステムのアップグレードに関心を抱くドライバー諸氏に向けて、それを実行に移そうとするときの一助となる製品情報を全方位的に発信している当連載。今回からは、「メインユニット」の主要モデルについて各機の利点を分析していく。


◆1997年に誕生し、以来、市販AV一体型ナビ市場をけん引してきた実力機!


まずは「AV一体型ナビ」の主要機種について、それぞれのストロングポイントを紹介していく。最初に、カロッツェリアのハイエンドカーナビシリーズ、『サイバーナビ』にスポットを当てる。


ちなみに世界初の市販GPSカーナビを世に送り出したのは、このカロッツェリアだ。1990年に第一号機を発売している。そして1997年にサイバーナビを誕生させ、以来当シリーズは日本国内の市販AV一体型ナビ市場をけん引し続けてきた。


なお最新モデルは、この10月に登場した。ラインナップは計8機種で構成されている。画面サイズ違いが4種(9V型、8V型、7V型200mmモデル.7V型180mmモデル)あり、それぞれで「ネットワークスティック」を同梱するものと別売となっているものとがある。


では、最新サイバーナビの特長を説明していこう。ここでは特に、カーオーディオ機器としてのポテンシャルについて説明していく。


◆最大の特長は、「車内のオンライン化を可能とすること」!


さてサイバーナビは、AV機器としても特別な機能をいくつか有する。ゆえに、音楽好きなドライバーからの支持が厚い。


では、どのような特長を持っているのかを具体的に紹介していこう。まずその筆頭として挙げるべきは、「クルマのオンライン化を可能とすること」だ。ネットワークスティックを活用することで、ドコモが提供している車内向けのインターネット接続サービス『docomo in Car Connect』の利用が可能となる。


ちなみに同社のスタンダードナビシリーズである『楽ナビ』や車載用モバイルWi-Fiルーターでも同サービスの利用が可能だが、それらでは利用に一部制限がかかる。停車中の利用時間が限定的となるのだ。しかしサイバーナビではその制限がかからない。


かくしてサイバーナビユーザーは、車内でネットと繫がり放題となる。そしてサイバーナビ自体もネットと繫がることで可能となる機能を搭載しているので、それらを通信量を気にすることなく楽しめて、同乗者のモバイル端末のWi-Fiスポットともなる。


◆サイバーナビなら、ネット動画もCS・BS放送も楽しめる!


そして先述したとおりサイバーナビには、オンラインにて楽しめる2つの機能が搭載されているのだが、それらがどのようなものなのかを説明していこう。


まず1つ目が「ストリーミングビデオ」だ。サイバーナビにはブラウザが内蔵されていて、本体のみで「YouTube」を楽しめる。なのでミラーリングとは異なり、サイバーナビの画面上にて各種操作も行える。


そしてもう1つ「レコーダーアクセス」という機能も積まれている。こちらでは自宅のブルーレイレコーダーと繋がれるので、それにて録り溜めてある番組を視聴でき、さらにはそれにてCSやBSが観られるのであれば車内でもそれらの番組をリアルタイムで楽しめる。また、地方に行っても自宅で観られる地デジの番組を視聴可能だ。


その上で最新のサイバーナビは、素の音質性能が同シリーズの史上最高レベルに高い。さらにサウンドチューニング機能も優秀だ。「ネットワークモード」を活用することで、フロント2ウェイスピーカーの“マルチ制御&マルチ駆動”も行える。本格的なカーオーディオシステムの構築も可能となるのだ。


今回は以上だ。次回は同社のスタンダードナビシリーズ楽ナビにフォーカスする。お楽しみに。

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