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トーヨータイヤ、「ダカールラリー2025」でトヨタ車体に専用スペックのOPEN COUNTRY供給、連覇挑戦へ

レスポンス / 2024年12月18日 20時30分

トーヨータイヤが「ダカールラリー2025」に出場するトヨタ車体のラリーチームに、同社製ピックアップトラック/SUV用タイヤ「OPEN COUNTRY M/T-R」を供給、市販車部門12連覇への挑戦サポートを発表した。


世界でも過酷なオフロード耐久ラリー競技として知らる「ダカールラリー」は1978年から開催され、寒冷な山岳地帯から灼熱の砂漠まで気象条件や路面状況がさまざまに変化する厳しい環境のなか、道なき道を緻密な運転と正確なコース取りで2週間かけて走り続けるレースだ。


ダカールラリー2025では、ルート上に設定された約5200kmのスペシャルステージ(競技区間)計13か所と、その間をつなぐリエゾンセクション(移動区間)の累積走行タイムで競われる。


極限環境下で車両を鍛える「もっといいランクルづくり」をめざすトヨタ車体のラリーチーム「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)」は、本年のダカールラリー2024出場で11連覇の偉業を達成した。トーヨータイヤでは2021年より、「OPEN COUNTRY M/T-R」をダカールラリー用にチューニングした専用タイヤをTLCに供給している。


OPEN COUNTRY M/T-Rのダカールラリー2025用スペックは、『ランドクルーザー300 GR SPORT(ダカールラリー2025仕様)』に適合するようにチューニング。岩場や砂漠などの荒れた路面における走破性、耐摩耗性、耐久性を向上させているほか、重量全体のうち55%にサステナブル素材を使用する。


従来品と同じくバイオマス由来のブタジエンゴムとスチレンブタジエンゴム、もみ殻灰シリカ、植物由来オイル、バイオ由来ポリエステル繊維、再生ビードワイヤーを使用したほか、ダカールラリー2025用スペックでは、廃タイヤから採れる再生カーボンブラックに加えて、新たに熱分解油由来のカーボンブラックを採用する。


また、トーヨータイヤはダカールラリー2025の「Mission 1000 ACT 2」部門に出場する水素燃料エンジン車『HySE-X2』に対して、同社製タイヤ「OPEN COUNTRY M/T-R(SxS)」の供給も行うことを発表。


こちらは水素小型モビリティ・エンジン研究組合(Hydrogen Small mobility & Engine technology:HySE)がレースマネージメントを委託しているベルギーを拠点とする強豪レーシングチーム「オーバードライブ・レーシング」を通じ、ダカールラリーの次世代パワートレーン搭載車両向けに設立された部門への出場となる。


OPEN COUNTRY M/T-R(SxS)は「HySE-X2」へ適合するよう専用チューニング。砂丘走破性能を追求するためにタイヤパターンを改良したほか、剛性アップによる耐久性能向上と軽量化による加速性能、燃費性能向上を実現している。重量全体のうち60%にサステナブル素材を使用。バイオマス由来のブタジエンゴムとスチレンブタジエンゴム、もみ殻灰シリカ、植物由来オイル、再生ポリエステル繊維、再生ビードワイヤー、廃タイヤから採れる再生カーボンブラックに加えて、熱分解油由来のカーボンブラックを採用している。

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