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東京オートサロン2025 日産ブース必見! 未来のアウトドアと防災を体現するカスタムカーを展示へ

レスポンス / 2024年12月24日 15時0分

日産自動車東京オートサロン2025への出展概要を発表した。スポーツカーエリアとカスタムカーエリアの2つのエリアで技術力と次世代カーの姿をアピールする出展となる。中でも注目が集まる『エクストレイル』と『キャラバン』のカスタムスタイルについて説明があった。


日産ブースでは、『フェアレディZ』や『GT-R』などの人気モデルの新カラーやスペシャルエディションが展示されることは、すでにリリースされているが、多数の出展車両の中でも注目となるエクストレイルとキャラバンのカスタムコンセプトについて、あらためてリモートでの車両概要が発表された。


エクストレイルを使ったスタイルの提案として「X-TRAIL unwind concept」と「X-TRAIL remastered concept」の2台の車両が展示される。テーマは“Chill”を感じる世界観の演出。想定されるのは55歳の父親と27歳の息子がそれぞれの車両のオーナーとなる。外装から内装、さらにはアウトドアでの利用シーンまでを想定したシチュエーション込みでのコンセプトが提示される。


「X-TRAIL unwind concept」はe-POWERを搭載した現行エクストレイルをベースにテラスを載せたトレーラーをけん引するスタイルを提案する。このトレーラーのデザインがまずは見どころ。交流や正弦波をイメージした“波”を模したデザインを取り入れ、スリットを効果的に使った構造を持つテラス。アウトドアでゆったりとくつろぐスペースとして利用できる屋外スペースとしている。


エクストレイル本体を見るとラゲッジには数字の5をイメージしたラックが設置される。リアハッチを開けた際に車両後方で自由に活用できるスペースとなるこのラックには、エスプレッソマシン(ランチリオ社製)が設置され、アウトドアでの質の高いコーヒーブレイクをサポート。高い電力を必要とするエスプレッソマシン(1500W)だが、e-POWERのAC電源を活用するアピールになる。


一方の「X-TRAIL remastered concept」は同社が手がける中古カスタマイズの第3弾となる車両。先代のエクストレイル(T32)をベースにして、近年若年ユーザーの間で見直されているアナログレコードを再生するというコンセプトで作られた車両。


ラゲッジには「X-TRAIL unwind concept」とは逆の数字の2をイメージしたデザインのラックを設置。ここにアナログプレイヤーやスピーカーを設置、アナログ盤もディスプレイしてレコード再生にフォーカスした。電源はポータブル電源を用いて駆動する仕組み。アウトドアに出かけて車両後方にリスニングサイトを設置し、ゆったりとアナログ盤で音楽を楽しむ余裕のあるカーライフを感じさせる車両となった。


もう一台の注目モデルとなったのはキャラバンのカスタムカーとして出展される「DISASTER SUPPORT SPEC.」だ。これまでのキャラバンのカスタマイズスタイルを提示し続けている日産だが、今回のモデルで5台目のカスタムカー。2025年のテーマは「備えるCARAVANの製作」。災害時などのいざというときにサポートカーになるキャラバンを作り上げることが目的となった。日常使いに加え、有事の際に数日間、被災地支援活動することを想定する。


リアシートまわりにはパーテーションパイプを利用したスライド棚を設置、事務空間として持つ変えるスペースを確保。さらに荷室にはベッドやポータブル電源(ポータブルバッテリー from LEAF)、カーテンなどを設置し荷室の活用範囲を大きく広げた。またフロアには低抵抗素材の荷室低抵抗フロアを採用、荷物の積み下ろしの快適性も確保する。


ルーフにはソーラーパネルを装備、3段階のチルト機構を備え充電効率の高さを考慮した作りとなっている。スライドドアを開けた部分にはラックを設け、スマホの充電設備などを設置している。折りたたみ式の個室を搭載するなど、災害時のサポート活動で使える装備を満載した車両となった。加えて今回のキャラバンはコンセプトカーに止まらず、いずれの架装内容も実売を見据えた商品としている点も特徴。実際に自治体や法人、個人の防災対策として用意することが想定されるかなり現実的な車両となった。


ここで紹介したアウトドアで映えるエクストレイルのカスタムスタイルや防災サポートに実用的なキャラバンをはじめ、他にも多数の注目車両が展示される東京オートサロン2025の日産ブース。実際に見て触れてその魅力を体感しに出かけてみよう。


土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

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