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画面が大きいだけじゃない!『ビッグX シリーズ』の魅力的な機能を徹底解剖[サウンドユニット・選択のキモ]

レスポンス / 2024年12月29日 18時0分

愛車のサウンドシステムを進化させたいと考えているドライバーに向けて、その思いを実行に移そうとするときに役立つ製品選定に関する情報を全方位的に公開している当コーナー。現在は「メインユニット」の選び方を説明している。


◆2024年の春に、新シリーズも登場。ますます選択肢が豊富に!


前々回からは、実際にどのようなモデルがあるのかを紹介している。今回は、アルパインの「ビッグX シリーズ」にフォーカスし、そのオーディオ性能を分析していく。


ところで「ビッグX シリーズ」はこれまで、各機ごとで画面サイズや周辺パネル類の付属の有無が異なっているものの、基本的なナビ機能とオーディオ機能はどれを選んでも変わらなかった。つまりどのモデルを選択しても機能面では使い心地に差が出ないことも特長だった。


しかし2024年の春には新シリーズが登場した。それは、CD/DVDメカを搭載しない「シンプルモデル」だ。これを選べば、より手軽に『ビッグX』を手にできる。選択肢がますます多くなっている。


さて、そんな『ビッグX シリーズ』のAV機器としてのポテンシャルはどうなのかというと…。


利点を順番に見ていこう。まず挙げるべきは、「画面が大きいこと」だ。シリーズ名からも分かるとおり、このことは同シリーズのアイデンティティと言って良い。


◆2010年に他メーカーに先駈けて、8型モデルを初投入!


というのも「AV一体型ナビ」の大画面化の流れを作ったのは、まさしくこの『ビッグX シリーズ』だ。2010年に初めて8型モデルを登場させて、以降も他メーカーよりも1ランク大きなモデルを出し続けてきた。現在も、大手カーエレクトロニクスブランドの中で唯一、11型モデルも持っている。


次いで挙げるべき利点は、「スマホ連携力が高いこと」だ。Apple CarPlayとandroidautoにも対応し、スマホの音楽アプリを車内で便利に使いこなせる。さらにはワイヤレスCarPlayにも対応しているので、iPhoneユーザーはCarPlay接続ならではの使い勝手の良さを、Bluetooth接続と同様にケーブルの煩わしさを感じることなく満喫できる。


またHDMI端子も装備するので、スマホのミラーリングも行える。動画系コンテンツも多彩に楽しめる。


◆『ビッグX シリーズ』は素の音質性能が高い。そして車種専用音響データも活用可能!


その上で『ビッグX シリーズ』は、音の良さにも定評がある。音にこだわったハイエンドシステムを長きにわたりリリースしてきたブランドだけに高音質技術を豊富に有し、『ビッグX シリーズ』にもそれらがふんだんに投入されている。


そしてサウンドチューニング機能も充実している。「タイムコレクション(タイムアライメント)」を搭載し、フロント/リアスピーカーとサブウーファー間に適応できる「クロスオーバー」も積む。また「イコライザー」はより詳細な設定を行える“パラメトリックEQ”となっている。


さらに『ビッグX シリーズ』では、車種専用のサウンドチューニングデータも活用できる。高度なチューニング機能が搭載されていてもそれを使いこなせなければ宝の持ち腐れになりかねないが、『ビッグX シリーズ』ではそうはならない。高度な機能をベストに運用させられる。


今回は以上だ。次回はケンウッドの『彩速ナビ シリーズ』のAV能力をチェックする。お楽しみに。

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