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[音を良くするコツをプロが指南!]第11回 まずはスピーカーを換えて音質アップ! しかし注意すべきポイントもある!?

レスポンス / 2024年12月30日 11時30分

音楽好きなすべてのドライバーに向けて、その音楽を今よりもっと良い音で聴くためのコツを紹介している当コーナー。毎回、全国の有名「カーオーディオ・プロショップ」に取材して、その見解をお伝えしている。


今回は、神奈川県川崎市の人気店、『カーファイ』の小金井さんに話を訊いた。


◆スピーカー交換から始めるのがベスト。その他の選択肢は選びにくくなりつつある…。


早速『カーファイ』の小金井さんに、音を良くするには何から始めるべきかを訊いた。


「スピーカー交換から始めたいですね。ひと昔前ならメインユニット交換から始めるのもアリでしたが、今はこれを換えづらい車種が増えています。となるとするべきはおのずと、スピーカー交換に落ち着きます。


なおオーディオレスの設定がある車種なら、おクルマを買うときにそれを選ばれると良いですね。そうして納車後すぐに音の良い市販のメインユニットを装着すれば、より良いコンディションで音楽を楽しめます。しかし昨今は、オーディオレスの設定がある車種は減ってきました。


ところで純正メインユニットが換えづらい車種では、パワーアンプ内蔵DSPの導入も有効です。これを使えばメインユニットは純正のままでも、手軽に本格システムを構築できます」


◆パワーアンプ内蔵DSPの追加をするにせよ、スピーカーは最初に換えておくべき!?


「とはいえパワーアンプ内蔵DSPを導入するにせよ、いずれはスピーカーも換えたくなります。純正スピーカーの性能が良くないからです。せっかく良い機材を導入するのなら、その性能を存分に発揮させたくなりますし。


だったら、最初からスピーカーを換えておいた方が話が早いです。パワーアンプ内蔵DSPの導入は、その後からでも遅くはないと思います。


ただ…。スピーカー交換とパワーアンプ内蔵DSPの導入を同時に行うべき車種もあります。それは、純正メインユニットにてあらかじめサウンドチューニングが成されている場合です。


というのも一部の車種では純正スピーカーのままで最大限聴こえ方が良くなるように、さまざまな音響設定が成されています。そしてその設定は、後からは変更できません。


で、その状態のままでスピーカーを換えると、聴くに堪えない音になりかねません。スピーカーの性能が上がる分、例えば低音がブンブン鳴りすぎたりするんです。なのでそのようなケースではパワーアンプ内蔵DSPの追加も同時に行うと、交換するスピーカーに対してベストなチューニングを行えます」


◆お薦めは、5万円から10万円くらいのミドルグレードスピーカー!


続いては、どのようなスピーカーを選ぶべきかを教えてもらった。


「価格帯的には、5、6万円くらいのモデルが狙い目です。市販スピーカーは1万円台からあり、それらも純正スピーカーと比べて高性能です。しかしそこから1グレード、2グレード上のモデルを選ぶと、得られる満足度がぐっと高まります。低価格帯の製品ほど、グレード間の性能差が大きいからです。


ちなみに当店で人気が高いのは、ブラムのスピーカーです。同ブランドの各アイテムはコスパが高く、そして単品発売もあるので、車種や好みに応じてベストな組み合わせを選べます。


または発売されたばかりのカロッツェリアの『Vシリーズ』もお薦めです。ニューモデルとなり価格が上がりましたが、ここまで手を伸ばせれば、後々後悔することはないはずです。


お近くでしたらお気軽にお越しください。さまざまなご提案をさせていただけると思います。お待ちしています」

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