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“技術の日産”を象徴すると言えば…セドリック/グロリア

レスポンス / 2025年1月5日 7時30分

三樹書房は『ニッサン セドリック/グロリア 「技術の日産」を牽引した乗用車 特別限定版』を刊行した。本書は2024年5月に刊行された『ニッサン セドリック/グロリア』を基に装丁を一新し、コレクターズアイテムとした特別版だ。


本書では、戦後日本の乗用車産業の復興における日産自動車の役割を振り返り、『セドリック』の歴史を当時のカタログでたどってみた。


1952年に英国のオースチン社と技術提携を結び、技術習得と独自の進化を遂げた日産が、1959年にダットサン『ブルーバード』を、翌1960年にセドリックを発表した。欧米との差を短期間で埋めた「技術の日産」の取り組みが鮮明に描かれている。3代目セドリックからは『グロリア』が双子車として加わったので併せて載せている。


セドリックは1955年登場のトヨペット『クラウン』としのぎを削りながら進化し、最終的に2004年に10代目モデルでその幕を下ろした。その後、営業車仕様として2014年まで生産が続けられた。こうしたセドリック/グロリアの豊かな歴史を、当時のカタログや資料とともに本書でたどることができる。


350部限定、箱入りで製作された特別限定版には、1988年登場の「Y31型グロリア4ドアセダンV20ツインカムターボ グランツーリスモSV」の写真を外箱に使用。表紙はセドリックのロゴを配した黒基調の高級感あるデザインが施されている。また、特典として1987年にオーテックジャパンが手掛けた「セドリック/グロリアロイヤルリムジン」の写真カード(著者の当摩節夫氏の直筆サイン入り)が付属。さらに、全てハンドメイドで仕上げられ、シリアルナンバーNo.001~No.350の検印が貼付される。


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