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クルマxファッションの可能性、日産とビームスコラボの特別仕様車「ビームスエディション」が6車種登場

レスポンス / 2025年1月7日 12時0分

日産自動車とBEAMS(ビームス)がコラボした特別仕様車ビームス エディション」が、2024年12月18日に東京都・銀座の「NISSAN CROSSING」(日産クロッシング)で発表、同日に発売開始された。ファッションや装飾品を選ぶ感覚でクルマをチョイスする、そんなコンセプトカーがついに市販されることとなった。


◆東京オートサロン2024で展示後、ユーザーからの反響を受けて製品化


去る2024年1月の東京オートサロン2024で出展した「ROOX BEAMS CUSTOMIZED CONCEPT」。その名の通り日産『ルークス』をビームスがコーディネートしたカスタムコンセプトカーだった。


「アクティブなマインドで日々を楽しむユーザー」「日々のファッションや服飾品を選ぶような気軽さで着飾れるオシャレ」といったテーマを掲げてカスタマイズされ人気を博したのは記憶に新しいだろう。そんなコンセプトを具現化した車両が市販化を決定した。しかも日産『サクラ』『デイズ』『ルークス』『ノート』『セレナ』『エクストレイル』の6車種に特別仕様を設定(台数限定)2024年12月18日から発売が開始されている。


発表会当日は日産自動車の担当者、ビームスの担当者が登壇、それぞれの思いが語られた。日産からは日産自動車 常務執行役員 神田昌明氏より今回の特別仕様車の発売の背景が紹介された。


「東京オートサロンの会場ではROOX BEAMS CUSTOMIZED CONCEPTに対して多くの来場者の注目を集め、クルマを見た来場者から市販化のリクエストも多くいただきました。それが今回の市販化につながっているのです」


「日産ではこれまでもパオやフィガロなどのパイクカーを手がけてきました。そんなワクワクするクルマ作りをこの特別仕様車で今一度実施することにしたのです」


一方のビームス クリエイティブ 代表取締役社長 池内 光氏より、日産とのタイアップ、さらにはクルマを素材として手がけることの意味などについて語られた。


「デザインを通じて“出かけたくなる、幸せな気分になってもらえるクルマ”を作りたいと思ったんです。若年層のクルマ離れが言われている昨今ですが、デザイン面からのアプローチでクルマの魅力を伝えることができればと考えました」


発表会の会場にはエクストレイル、サクラ、ノート、ルークスが持ち込まれ、実際のクルマの仕様、各部の特別仕様の様子などが実際に見て確認できる環境が作られた。そんな特別仕様車のサブキャッチとして用いられたのが「[DENIM TRIBUTE]」だ。これはビームスではファッション素材としてたびたび用いられてきた“デニム”に対するリスペクトから名付けられたネーミングだ。


デニムはファッションでは外せない素材のひとつ、しかも使うほどに愛着がわく素材でもある。クルマも乗り続けることでますます自分にいフィットし愛着もわいていく点では同じだと考えたビームスがデニム素材をキーアイテムとして使うことを決めたという。


◆“裏返しデニム”に込められたダブルミーニングの真意とは


印象的なのは、ビームスエディションの各車のシートカバーに“裏返したデニム”を再現した点。裏返した生地を用いる意味は「クオリティの高いものは裏も美しい」ことから来ている。あえて裏地を見せることで、他には無いおしゃれ感も演出する。


さらにデニムで用いられるパッチポケットを配したり、ほつれ防止の赤耳と呼ばれるデザイン、さらにはリアシートの下部にはオリジナルのピスタグ(アパレルで使用されるタグと同じモノ)を取り付ける。ただのシートカバーに終わることの無い、ビームスならではの遊び心が込められている。


ビームスエディションだけで味わえる特別感は、そんなパーツのひとつひとつが作り出していることが実車のインテリアをひと目見れば理解できるだろう。


さらに内装ではフロアカーペットやステアリングなど*に、ビームスのイメージカラーであるオレンジをアクセントカラーとして配したパーツ・デザインを取り入れた。エクステリアではフロントグリルやドアミラーカバー、ホイールなどに同じくオレンジのアクセントを配置。専用エンブレムやデカールも、ビームスエディションならではの特別感を感じさせる。*車種ごとに設定が異なる


クルマをファッションアイテムを選ぶ感覚でセレクトする、新しいクルマ選びの選択スタイルとなった日産の特別仕様車「ビームスエディション」。“日常使いのクルマがおしゃれだとハッピーになる”という想いも込められた同モデルは、日産好き、ビームス好きはもちろんだが、クルマに関心がなくてもおしゃれ感度の高いユーザーへ響くと、確かに感じられる実車に仕上がっていた。


土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

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