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BYD『ATTO 2』発表、ATTO 3よりコンパクトなSUV…ブリュッセルモーターショー2025

レスポンス / 2025年1月21日 16時55分

BYDは、ブリュッセルモーターショー2025において、欧州市場向けの新型コンパクトSUV『ATTO 2』を発表した。ATTO 2は、BYDの欧州ラインナップで最もアクセスしやすいSUVに位置付けられている。


ATTO 2は、コンパクトな車体サイズと俊敏な操作性を兼ね備えつつ、BYDの象徴的な技術のブレードバッテリーと最先端のCell-to-Body構造を採用している。また、キャビン内には最新のスマートテクノロジーを搭載し、高水準の標準装備を誇る。


ボディサイズは全長4310mm、全幅1830mm、全高1675mm。日本にも導入されている『ATTO 3』と比較して145mm短く、45mmスリムになっている。一方で、ホイールベースは2620mmと比較的長く設計されており、室内空間の確保と短いオーバーハングによるSUVらしい外観の両立を図っている。


パワートレインには、フロントに搭載された130kWの電気モーターを採用。バッテリー容量は45.1kWhと58.8kWhの2種類が用意され、WLTPサイクルでの航続距離はそれぞれ312kmと420kmとなっている。


ATTO 2は、BYDのコンパクトモデルとしては初めてCell-to-Body構造を採用したことだ。この構造では、バッテリーパックの上部カバーが車内の床面として機能し、優れたパッケージングと高い車体剛性を実現している。


また、ブレードバッテリーには、リン酸鉄リチウム(LFP)を正極材料として使用。従来のリチウムイオンバッテリーと比較して、安全性と耐久性が向上しているほか、コバルトやニッケルを100%使用していない点も特徴だ。


内装デザインは、シャープなスタイリングとプレミアム素材を組み合わせ、広々とした空間と巧みに統合されたテクノロジーを特徴としている。パノラマガラスルーフを採用し、全ての乗員に豊富な自然光をもたらす設計となっている。


BYDのATTO 2は、都市部での使用に適したコンパクトなサイズでありながら、SUVの特徴である高い乗車位置と充実した装備を求める顧客をターゲットとしている。欧州では2月に発売される予定だ。

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