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[car audio newcomer]ホンダ ステップワゴン(福田幸太郎さん)by LCサウンドファクトリー 前編

レスポンス / 2025年1月21日 19時0分

ジャズバンドに所属するコンガ奏者である福田さん。機材の運搬のために買ったホンダ『ステップワゴン』の音質アップ目的で、栃木県のLCサウンドファクトリーを訪れ、オーディオの奥深さに出会う。機材車→オーディオカーへと変貌する愛車にはどんどん愛着がわき始めている。


◆コンガを運ぶためのステップワゴンを用意
音の良さを追求したくなりプロショップに訪れる


関東各地のレストランやバー、イベントなどで演奏するジャズバンドの一員としてコンガをプレイする福田さん。大きな楽器であるコンガを運ぶために荷室の広いクルマは機材車として必須だった。もちろん音楽は大好きで移動時に聴くために以前のクルマでもスピーカー交換程度は実施していたという。


「以前のクルマも量販店でスピーカーは交換していたんですが、いまいち満足いく音では無かったんです。父親がホームオーディオのマニアで、子供の頃から実家にはオーディオシステムがありました。常に身近に音の良い音楽があったんです、もっと良い音で音楽を聴きたいと思ったのは父からの遺伝だったのかも知れませんね。ちなみに姉はピアニストとして活動中です」


そんな福田さんがクルマを現在のステップワゴンに乗り換える際にあらためてクルマの高音質化を考えた。


「クルマでももっと良い音にできる方法は無いんだろうかと考えたんです。いろいろ調べていくとカーオーディオのプロショップがあって、ここに行けばなんとかしてくれるのでは? と思いました。中でもLCサウンドファクトリーは初心者プランもあって、さらに電話して問い合わせてみたところ、すごくていねいで優しい対応だったので、まずは行ってみることにしたんです」


◆予算を限定した手軽なフロントスピーカー交換で
クリア感と音の広がり感じてサウンドに魅了される


「ショップに行く前はプロショップと聞くとオーディオマニアが多く来ていて敷居が高いイメージだったんです。しかし実際にLCサウンドファクトリーに行ってみるとすごくアットホームでスタッフも優しくて安心できたのが印象的でした。ここなら任せられると思ったんです」


ショップに行く前に福田さんは今“予算は○円まで”と決めて向かったという。ショップに行くと、自分がやりたいことや予算を一通り話す、その上でショップから提案されたのがフロントスピーカー(2ウェイ)の交換取り付けだった。すぐさまオーダーした福田さん、純正位置にインストールするシンプルなスタイルながら、完成したサウンドは福田さんを満足させる。


「すごくクリアで音の広がり感も大きくアップしたんです。これがプロショップの実力なんだと思って、なんだか嬉しくなりました。それでさらにショップへの信頼感も出て次のステップアップをお願いしようと考えました」


次に実施したのはパワードサブウーファーの追加。フロントスピーカーが良くなった分、低音がもの足りない。そんなニーズをくみ取ってショップとの相談で決まったメニューだった。


「低音がぐっと出てきて音の厚みもアップしました。この時はオーディオって“やればやるだけ音が変わるんだ”と感じたんです。これは面白いと思って、一気にオーディオの世界に魅了されました」


◆グレードアップを施すとストレートに音に反映される
そんなオーディオの特徴に魅了されてシステムを高度化


LCサウンドファクトリーでスピーカー交換やパワードサブウーファーの設置を順に実施した福田さん。打ち合わせや取り付けのたびにショップに出入りするようになると客同士の仲間もできはじめた。


「ショップで常連のオーディオ仲間と仲良くなったのもその頃でした。ショップに行って、ばか話したりオーディオや趣味を共有できる仲間がいることはすごく楽しいです」


そんなある日のこと、オーディオ仲間のクルマを試聴する機会があった。すると自分のステップワゴンとの音の違いを実感する。


「その時に聴いた仲間のクルマで感じたのは女性ボーカルのツヤ感の素晴らしさでした。さらに楽器の音が生音に近い、低音のレベルが高いといった点も優れていると感じたんです。ステップワゴンも良い音だと思っていたんですが、まだまだ上の音があることを知りました」


その時に聴いた音に影響を受けて、福田さんはステップワゴンをさらに高音質化していくことになる。次に実施したのはDSPアンプの追加とミッドレンジを加えてフロント3ウェイを構築するリメイク。さらには矢継ぎ早にサブウーファーをパワードタイプから既成ボックス+ユニットのタイプへとグレードアップしている。


「進化させれば音にストレートに反映されるのでどんどんシステムアップしたくなっていったんです。LCサウンドファクトリーの坂本社長が、自分のやりたいことやイメージしていることを聞いて、それを形にしていってくれるのも信頼できました。そんな相談の中で生まれたのが現在のラゲッジのインストールです。コンガを積載するスペースとオーディオを共存させるスペースを作ることができるなら理想的だなあと思ったんです。そんな思いが詰まったのが現在のラゲッジのインストールなんです」


コンガのプレイヤーである福田さんが、楽器の運搬のために手に入れたステップワゴンだったが、徐々に高音質なオーディオが組み込まれた趣味のクルマにシステムアップ。ついにはラゲッジに楽器積載+オーディオを両立したインストール施すことになる。詳細は後編でお伝えすることにしよう。


土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

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