アルピーヌ「ラリートロフィー」、『A110』の参戦可能車両を拡大…2025年シーズン
レスポンス / 2025年1月24日 16時0分
アルピーヌは、2025年シーズンの「アルピーヌELFラリートロフィー」のレギュレーションを変更すると発表した。このトロフィーは2021年に開始され、フランス国内の特設ステージで新人からベテランまでのドライバーが腕を競い合う場となっている。
最大の変更点は、これまで『A110』ラリー車両のみが参加可能だったが、2025年シーズンから『A110ラリーGT+』も参戦可能になることだ。A110ラリーGT+は2024年に登場し、ラリー・モンブラン・モルジーヌでセバスチャン・ローブが総合優勝を果たすなど、すでに高い実力を示している。
公平な競争を確保するため、主催者はサービスパーク全体に技術サポートを提供する。また、各ラウンドでは予備部品ショップサービスも用意される。
賞金システムも変更され、GT+クラスの優勝者には1万5000ユーロ、R-GTクラスの優勝者には1万ユーロが贈られる。さらに、各カテゴリーの上位3名には合計7500ユーロの賞金とミシュランタイヤが提供される。
カレンダーにも新たな挑戦が加わる。シーズン開幕戦のラリー・ローヌ・シャルボニエールに続き、ラリー・アンティーブ・コートダジュールが開催される。そして夏休み前には新たにヴォージュ・グランテスト・ラリーが追加された。
従来通り、ラリー・モンブラン・モルジーヌで後半戦が始まり、ラリー・クールドフランスを経て、ラリー・デュ・ヴァールでシーズンを締めくくる。
参加者は引き続きFFSA二輪駆動フランス選手権への自動エントリー権を得られ、マニュ・ギグー(2020年)、セドリック・ロベール(2022年、2024年)、ラファエル・アスティエ(2023年)らに続く栄誉を目指す。
アルピーヌELFラリートロフィーは、1973年に世界選手権初タイトルを獲得したアルピーヌのラリーへの揺るぎない コミットメントを示すものとなっている。2025年シーズンの変更により、さらなる盛り上がりが期待されている。
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