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BYD、日本専用の中型EVバス『J7』発表…EVトラック市場にも参入へ

レスポンス / 2025年1月26日 7時30分

BYDジャパンは1月24日、日本市場向けに専用開発した中型EVバス『J7』を初公開した。全国メーカー希望小売価格は3650万円(税別)で、年内に納車を開始する予定だ。


BYDジャパンは2015年に日本のEVバス市場に参入して以来、これまでに累計350台のEVバスを全国の顧客に納入してきた。現在、日本国内のEVバス市場における販売シェアは7割強を占めるまでに成長している。


今回発表されたJ7は、小型EVバス「J6」および大型EVバス「K8」に続く新モデルで、これによりBYDは路線向けEVバスのフルラインナップを取り揃えることとなった。J7は日本の道路環境に最適化された専用設計となっており、車幅2.3mの中型路線バスに求められる大きさを実現している。


駆動用バッテリーには、BYDが長年の研究開発により実現した安全性の高いリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用。天井部分と後部に大容量のバッテリー(192.5kWh)を効率よく搭載することで、乗車後に段差のないフルフラットな床面を実現している。


BYDジャパンは今後、EVバス事業に加えてEVトラック市場への参入も計画している。2026年以降、順次ビジネス展開を始める予定だ。同社は公共交通および物流分野での車両の電動化を推進し、日本のカーボンニュートラル社会の発展に向けた取り組みを強化していく方針を示している。


BYDの商用車部門では、納車後のアフターサービス体制も整備されている。現在、日本全国に6拠点の事業所を置き、主にサービス関連のサポート業務を行っている。また、昨年からは緊急時の対応として、24時間365日対応のロードサービス「BYD(EV)バス サービスコール」と「BYD(EV)バスロードサポート」の運用も開始した。


今後もBYDは、全国各拠点でのサービス体制とスタッフの強化、拡充を図り、顧客がより安心してBYD EVバスを利用できる環境づくりを進めていく。

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