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ホンダ、北米でガソリン車並み3万ドル以下の低価格EV投入へ[新聞ウォッチ]

レスポンス / 2025年1月29日 8時10分

「良品廉価」なのか、それとも「安物買いの銭失い」になるのかはよくわからないが、ホンダが2026年にも北米でガソリン車並みの価格に抑えた3万ドル(約470万円)以下の電気自動車(EV)を発売するという。


きょうの日経が1面トップ記事として「ホンダ、北米で低価格EV、3万ドル以下、ガソリン車並みに」とのタイトルで報じている。


記事によると、日本の自動車メーカーが北米で3万ドル以下のEVを発売するのは初めてという。ホンダが世界展開するEVシリーズ「0(ゼロ)シリーズ」の1モデルとして低価格EVを投入。ゼロシリーズは米オハイオ州にある工場で25年末に電池から一貫生産を開始する計画で、製造コストの約3割を占める車載電池の搭載容量を抑えながら、軽量化や性能の改善で航続距離を確保するそうだ。


ホンダが中国に次ぐ世界最大級の北米市場で低価格EVを販売する背景は「長期的な市場拡大には、価格が手ごろな新車を販売する必要があると判断したからだ」(日経)という。ただ、国内では軽自動車の『N-BOX』が人気で快走を続けているが、セダンなどの普通車に比べると薄利多売で稼ぐ力はイマイチ。ドル箱の北米でも世界展開を見据えて低価格のEVを戦略車として投入する狙いのようだが、経営課題ともなっている四輪事業の利益率アップに貢献できるかどうかも注目したい。


2025年1月29日付


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