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アウディ、新開発48Vマイルドハイブリッド発表…新型『A5』と『Q5』に搭載へ

レスポンス / 2025年1月30日 11時20分

アウディは、新型『A5』と『Q5』シリーズに搭載する新開発48Vマイルドハイブリッドシステム「MHEV plus」を発表した。このシステムは、燃費向上と走行性能の向上を同時に実現する画期的な技術という。


MHEV plusは、パワートレインジェネレーター(PTG)、ベルトオルタネータースターター(BAS)、リチウム鉄リン酸バッテリーを組み合わせた独自のシステムだ。エンジンをサポートしながら二酸化炭素排出量を削減し、同時に性能と俊敏性を向上させる。


PTGは完全に結合・分離可能な設計となっており、統合された電子制御ユニットと電気モーターにより部分的な電動走行を実現している。これにより、燃費が大幅に改善されるとともに、よりスムーズな走行体験が可能となった。


MHEV plusシステムは、部分的な電動走行や電動ブースト、効率性と快適性の大幅な向上など、魅力的な機能を提供する。システムの主要コンポーネントは、新開発のPTG、48Vバッテリー、BASの3つだ。これらのコンポーネントは液冷式で、最適な動作条件を実現している。


アウディによると、このシステムにより、A5 2.0 TDI (150kW フロント/クワトロ)モデルでは最大10g/kmまたは0.38L/100kmの燃費改善が可能だという。さらに、3.0 TFSI V6エンジン(270kW クワトロ)搭載モデルでは、最大17g/kmまたは0.74L/100kmの改善が見込めるとしている。


PTGは、トランスミッション出力軸に直接取り付けられた小型ユニットで、最大18kW(24ps)の電力をドライブトレインに追加できる。これにより、車両発進時から最大230Nmのトルクが利用可能となる。PTGは、最高速度140km/hまでの範囲で最大効率を発揮するよう設計されている。


アウディは、このMHEV plusシステムを前輪駆動車および四輪駆動車の両方に適用する計画。今後さまざまなモデルへの展開が期待される。この技術により、アウディは電動化戦略をさらに加速させ、環境性能と走行性能の両立を目指している。

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