コンチネンタル、持続可能性重視の新タイヤ発表…リトレッドで最大85%素材を削減
レスポンス / 2025年1月30日 14時0分
コンチネンタルは、持続可能性を重視した新しいタイヤを欧州で発表した。
長距離・地域輸送向けの「Conti Eco Gen 5」と都市バス向けの「Conti Urban HA 5」だ。これらの新製品は、タイヤの再生可能性を損なうことなく、転がり抵抗の最適化と長寿命化を実現している。
新タイヤの開発過程では、リトレッド(再生)や費用対効果などの基準も考慮されており、製品のライフサイクル全体を通じた「ゆりかごから墓場まで」のアプローチが採用されている。さらに、これらのタイヤは費用対効果の高さにより、将来を見据えたデジタル車両管理にも貢献するという。
コンチネンタルが推進する「ContiLifeCycle」は、タイヤのリサイクルと寿命延長に焦点を当てた包括的なアプローチだ。これは、同社のConti360度ソリューション事業部が提供する総合的なタイヤ管理システムの一部だ。ContiLifeCycleは、運送業者の車両運用コストを最小限に抑え、企業の持続可能性パフォーマンスを向上させることを目的としている。
このコンセプトは循環型経済の原則に基づいており、新品タイヤ、ケーシング(タイヤの骨格)管理、リトレッドを包括している。リトレッドタイヤは、部品や材料をリサイクルすることで新品タイヤの代替となる。ここでは、タイヤケーシングが中心的な役割を果たす。リトレッドタイヤは、新品タイヤと比較して最大85%少ない材料で製造できるという。
新しいタイヤは、持続可能性に焦点を当てた新しい配合技術の恩恵を受けている。都市バス向けのConti Urban HA 5は、特に持続可能性を念頭に設計された。強化されたサイドウォールと頑丈な配合により、縁石や他の障害物との接触に対する耐性が向上している。
運送業界は激しい競争、強いコスト圧力、高い期待を持つ顧客によって牽引されている。そのため、最適な効率性を前提とした総合的な費用対効果、つまり総保有コスト(TCO)が関係者全員にとって最重要となっている。現在でも、自動車メーカーは車両運用者以上に低転がり抵抗のメリットをTCOの観点から高く評価しており、すでに転がり抵抗を最適化したタイヤを選ぶ傾向が強い。現在、タイヤのCO2排出量の約89%は使用段階で発生している。コンチネンタルの新タイヤは、こうした業界の課題に応える形で開発された。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ミシュラン、二輪オフロードレース用タイヤの新製品発表…グリップ力22%向上
レスポンス / 2025年1月25日 14時30分
-
「ENLITEN」搭載! ブリヂストンのトラックやバス向け次世代オールシーズンタイヤ「M899」が2025年3月に発売
乗りものニュース / 2025年1月23日 11時12分
-
アウディ『Q6 e-tron』、ファルケン「e.ZIEX AO」純正装着…EV向け高性能タイヤ
レスポンス / 2025年1月17日 13時0分
-
商品設計基盤技術「ENLITEN」を搭載したトラック・バス用のオールシーズンタイヤ「M899」を発売
Digital PR Platform / 2025年1月10日 15時30分
-
コンチネンタルタイヤ・ジャパン株式会社 代表取締役交代のお知らせ
PR TIMES / 2025年1月6日 11時45分
ランキング
-
1フジ、CM減収233億円=中居さん問題で赤字へ―親会社、業績下方修正
時事通信 / 2025年1月30日 21時1分
-
2《笑福亭鶴瓶の冠番組が放送休止》「このタイミングでなぜ…」疑問にテレビ局広報が回答した“意外な理由”「一連の報道とは関係がありません」
NEWSポストセブン / 2025年1月30日 19時45分
-
3「間違った断熱」で電気代がかさむバカらしさ…職人社長が「一戸建てはエアコン1台で十分温まる」と断言する理由
プレジデントオンライン / 2025年1月30日 7時15分
-
42月電気料金、8社値上げ=21~54円、燃料高反映
時事通信 / 2025年1月30日 18時50分
-
5ロピア上陸「あおりを受けるのは、あそこだろう」…北海道のスーパー勢力図に荒波
読売新聞 / 2025年1月30日 10時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください