80億円で落札、メルセデスベンツ「W 196 R」がGPレーシングカー史上最高額に
レスポンス / 2025年2月4日 20時30分
メルセデスベンツは、歴史的レーシングカーの1954年製「W 196 Rストロムリニエンワーゲン」(シャシーナンバー00009/54)が、5115万5000ユーロ(約80億円)で落札されたと発表した。
ドイツ・シュトゥットガルトのメルセデスベンツ博物館で、RMサザビーズによるオークションが開催された。出品されたのは、1954年製のメルセデスベンツW 196 Rストロムリニエンワーゲン(シャーシナンバー00009/54)。この車両は、1965年に当時のダイムラーベンツ社からインディアナポリス・モータースピードウェイ博物館に寄贈されていたものだ。
激しい競り合いの末、最終的な落札価格は5115万5000ユーロに達した。これは、グランプリレーシングカーのオークション史上最高額となる。
「W 196 R」は、1954年に導入された2.5リッター以下のエンジン規定に合わせて開発された車両だ。フアン・マヌエル・ファンジオやスターリング・モスといった伝説的ドライバーたちの手によって、たちまち無敵の存在となった。
メルセデスベンツ・ヘリテージGmbHのCEO、マーカス・ブライトシュヴェルト氏は、「私たちのシルバーアローは、間違いなくモータースポーツと自動車史上、最も象徴的で人気の高い車両の一つ。彼らは、モータースポーツと自動車の歴史における真の輝く星だ」と語る。
今回の落札額は、2022年に同じ会場で1億3500万ユーロで落札されたメルセデスベンツ『300 SLR』の「ウーレンハウト・クーペ」に次ぐ金額となった。これにより、コレクターカー市場におけるメルセデスベンツの地位が改めて証明された形となる。
歴史的価値の高いレーシングカーの中でも、戦前・戦後のグランプリレースを席巻したメルセデスベンツのシルバーアローは特別な存在だ。その先進的な技術と圧倒的なスピードは、今なお多くの自動車ファンを魅了し続けている。
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