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横浜ゴム、スーパーフォーミュラに再生原料46%のタイヤ供給へ

レスポンス / 2025年2月12日 9時0分

横浜ゴムは、2025年シーズンの全日本スーパーフォーミュラ選手権に、再生可能原料・リサイクル原料を活用したADVANレーシングタイヤをコントロールタイヤとして供給すると発表した。


今シーズンのタイヤは、再生・リサイクル原料の比率を約46%まで高めることに成功。これは当初の2025年目標である35%を大きく上回る成果だ。新しいタイヤは2月18日から19日に開催される公式テストから供給され、3月7日の開幕戦を皮切りに、11月までの全12ラウンドで使用される予定だ。


横浜ゴムは、カーボンニュートラルの達成とモータースポーツの持続可能な発展を目指す活動の一環として、2023年からスーパーフォーミュラに再生・リサイクル原料を活用したレーシングタイヤの供給を開始した。以来、その使用比率を高めるべくタイヤ開発を加速させてきた。


2025年供給タイヤの特徴として、ドライ用とウェット用の両方に新たな植物由来オイルを採用。さらにウェット用タイヤには、ドライ用と同様のマスバランス方式の合成ゴムを活用するとともに、籾殻由来のシリカを新規採用している。これらに加え、従来から使用していた植物由来の配合剤や再生ワイヤ、再生ゴムも継続して採用されている。


横浜ゴムは、再生可能エネルギー電力を使用する三島工場のモータースポーツ用タイヤ生産ラインでこれらのタイヤを製造。今後も再生・リサイクル原料比率と走行性能の向上を両立する技術開発を目指し、持続可能なモータースポーツの実現に貢献していく方針だ。


この取り組みは、横浜ゴムの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」におけるタイヤ消費財戦略の一環でもある。同社は高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」やSUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR」などの拡販に注力している。


モータースポーツ活動は「ADVAN」「GEOLANDAR」のブランド価値向上の場として位置付けられており、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで、グローバルで多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。今回の環境に配慮したレーシングタイヤの開発と供給は、こうした戦略の重要な一翼を担っている。

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