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ミニバン&コンパクトSUVに最適! ブリヂストン「REGNO GR-XIII TYPE RV」が叶える「しっとり」と「しっかり」の絶妙バランス

レスポンス / 2025年2月12日 10時0分

タイヤは路面とコンタクトを取りドライバーや乗員に安全や快適、ドラビングの楽しさを与えてくれるシューズだ。するとブリヂストンが「REGNO GR-XIII TYPE RV」で提案する「タイヤを履き替える」=「究極のカスタマイズ」も納得できる。


1981年に登場したプレミアムコンフォートタイヤで知られる「レグノ」であればクオリティ・オブ・“カーライフ”の快適ぶりも想像に難しくない。が、今回は「究極のカスタマイズ」がポイントだ。


◆基板技術「ENLITEN」採用の新世代REGNOの登場


レグノGR-XIII(ジーアール・クロススリー)TYPE RVはタイヤ設計の基盤技術となる新技術「ENLITEN(エンライトン)」を採用した新世代タイヤでありブリヂストンの新時代のプレミアムタイヤの登場と言っても良いのではいか。「ENLITEN(エンライトン)」は省資源、低燃費、再生資源/再生可能資材の活用というサステナブルを軸に、タイヤに求められる性能を追求する技術の総称だ。レグノGR-XIIIは先ずこの技術を用いてタイヤを薄く、軽く、丸く作ってあらゆる性能円(スパイダーチャート)を大きくしてから、セダン向け、ミニバンやSUV向けと求められる性能にカスタマイズしていくという。


このエンライトンの技術、例えばゴムのナノレベル(分子レベル)の設計では、これまでの膨大な成功/失敗データ使いAIで解析し、タイヤに配合されている様々なポリマーの一つ一つの性能を洗い出し、これまで以上に狙った配合設計を行うことができるようになったそうだ。


また開発者のインタビューで何度も登場したのが“接地性”という言葉で、タイヤを「薄く作る」ことを前提とすると歪になりやすく、接地が乱れ性能低下に繋がる。これまでのプレミアムタイヤは部材を足す、厚くするという手法で性能アップを図ってきたが、今回はゴムが薄い状態で理想の接地を実現させている。


サステナブルは再生資源の活用やタイヤゴムのリサイクルをより強化していくという。天然ゴムではなく石油由来のゴムはタイヤに必要な性能を再生可能な資源から抽出し採用していくそうだ。さらに生産から物流までを視野に入れた取り組みは隅々まで数字で管理されるというが、ブリヂストンほどの会社規模でも、いや生産規模だからこそ簡単ではないだろう。材料を調達する企業に至るところまで網羅したトレーサビリティの確率による今後のサステナブルタイヤの開発にますます期待したくなる。


そんなエンライトン技術を採用した今回のGR-XIII TYPE RVのカスタマイズ点は静粛性と走行安定性、そして摩耗/変摩耗がしにくいタイヤだ。ブリヂストンがRVとカテゴライズするミニバン/コンパクトSUVは背が高く車重も重くなりがちで、風の影響や開口部が大きいため走行音が気になりやすく、コーナーリングやブレーキング時は部分的に力がかかるため変摩耗しやすい。


GR-XIII TYPE RVはGR-XIIIの静粛性を高める構造やゴムを用いてRV向けに新パターンを設計しているが、そのパターンが今回のカスタマイズのポイント。RVは重心高くてやや重たくてふらつきやすく、その対策として負荷がかかるショルダーを強くするのだが、そうすると上下にも硬くなり乗り心地も悪くなる。今回はこの背反をとくことが課題だった。


ショルダーブロックを大きくし剛性を持たせる。パターンはサイプを一度抜いて、ダイヤモンドスロットを適切に配置することで横方向は強く上下方向は柔らかくして、ふらつきと音を両立している。これがRV向けカスタマイズの一番のポイントとなり同乗者の乗り心地とふらつきを抑制してハンドリング性能も向上させていた。


試乗会のために占有した会場でGR-XIII TYPE RV(新製品)とGRVII(従来品)を先代のトヨタ『アルファード』を使い、低速~中速のレーンチェンジ、スラローム、数種類の段差など様々なシーンを前後席で比較試乗ができた。


GR-XIII TYPE RVは走り出しが滑らか、軽さやエンライトンの丸くつくる効果なのか、丸く作るって当たり前のようだけど、厳密さが重要のようだ。


ハンドルが重たく感じる、その分ゆっくりとハンドルを切ったところから手応えが得られ、しっとりとした車体の動きもいい。開発ではハンドリングのシャープさを意識していたわけではなく、スムーズに動かすことを大事にしてきたそうだ。「柔らかくするのをやめました」という開発者の言葉も印象に残る。静粛性もしかり。ゴムを柔らかくすれば摩耗やハンドリング性能は落ちるが、この背反する性能を両立させているのがエンライトの技術であって、柔らかくするのではなくエンライトンでは音をゴムが吸収する。


新製品に乗り換えた2列目のシートでは大きく変わる静粛性に同乗した編集者とともに「圧倒的に違うね」と目が丸くなった。静粛性とは耳から入る音だけでなく体感的な滑らかさも含まれる。実は少しだけ細かなコツコツを感じる路面(敷地内の舗装も決して均一ではない)もあったけれど、その違いは明確だった。スラロームでは横揺れが軽減され同乗者としては体の揺れが減っていることも体感できた。


実際に運転をしてみてもそれらの印象は変わらない。走り出しは滑らかでハンドルが少し重たく感じられたけれど、ゆっくりとハンドルを切りはじめるところから手応えが得られ、イメージする走行ラインにも操舵の無駄も減り、結果的にしっとりとした車体の動きが上質に感じられる。細かな段差に見立てたずらりと並ぶロープを通過した際は、車体の上下の収まりも良く、感触もドンドンドンからタンタンタンというくらい違った。


実は今回、クローズドエリアで比較試乗をする前に一般道走行をしている。比較することで進化ぶりはより明確になったのだが……。


駐車場から走り出すときからスムーズで滑らか。ザラメなような路面もそれが薄く路面の状態がわかるような感触に抑えられてサラッと通過し、その乗り心地は終始しっとり。そしてハンドルに手を添えているだけで走る直進安定性は長距離ドライブの快適さを想像できた。車線変更時の舵の切り始めもマイルドながら手ごたえは適格で、そこから加速をした際もアルファードの動力をレスポンス良くタイヤに伝え、路面とコンタクトしている。有料道路を降りる際のライントレースの美しさは自らハンドルを握りつつも自画自賛するほど印象に残る。


続いて後席の試乗。2列目はまさに特等席! フロント以上にいい。3列目はタイヤの上に座る感覚なのに乗り心地も静粛性も悪くない。多人数ミニバンとしてはココも重要で、基本的に乗り味はまるい(滑らか)。


今回はアルファードというミニバンで試乗をしたが、ミニバンに求められる安定感や静粛性、乗り心地を求め適したカスタマイズが行われたタイヤに履き替える有意義さを改めて体感できた。開放的な空間の懐感をより感じやすくなり、上質なクルーズ感が味わえそうだ。


トヨタ『クラウンクロスオーバー』でも従来/新製品の比較ができた。GRVIIを履いたクラウンクロスオーバーも不満はない。だけど後に新製品で走ってより明確になったのは質感だった。しいて言えば、ハンドルを切ったときの手応えが軽く感じられたのは良いけれど操舵をしたときに手の中で感じるレスポンスの密度とゴムの粘度というか湿度感(しっとり感)にもの足りない感じはある。


GR-XIII TYPE RVは滑らかでしっかり。スラロームの挙動の収まりが良いのはもちろんだけど、ミニバンよりさすがにシャキッとした動きがスポーティに感じられた。さらにクラウンクロスオーバーはいろんな挙動がミニバンよりもより小さく、スラロームの収まり具合、段差やロープを通過する際のトントンも小さくて通過する感触もより丸い。


RV用タイヤに加え、今回はGR-XIIIを装着した日産『サクラ』にも試乗することができた。今後はGR-XIIIが軽やコンパクトカーにもラインナップが拡大するそうだ。実は筆者の実家ではこのサクラを日々乗っており、これにレグノを履いたらどうなるのか非常に興味があった。


そもそも静粛性面についてはだいぶ満足していたので、正直なところ静粛性が格段に変わるという印象ではなかった。しかし、乗り味はかなり違う。走り出して早々からサクラの走りが軽い。ステアリングインフォメーションはしっかりと与えてくれつつも操舵フィールは少し軽く、軽自動車にしては少々重たいサクラの重量感が軽減しスイスイと走らせてくれるのだ。開発者の方も「低転がり抵抗性能も向上している」とおっしゃり、さらに“ハンドリングにもエッヂを効かせる“GR-XIIIが気持ちの良い走りを創出しているようだ。安定感も強く交差点の右左折や幹線道路の車線変更のようなごく身近な操作でもキビキビと走る。おかげで小さな軽EVがよりコンパクトに感じられた。


人間だってシューズを履き替えれば歩きやすさや走りやすさが変わるように、クルマもタイヤというシューズを履き替えると、「ちょっとそこまで」のお出かけや毎日の通勤タイムなど日常のクオリティオブライフが上がりそう。タイヤを履き替える=「究極のカスタマイズ」という体験を新しいレグノで体験してみてはどうだろう。

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