BMW、新型『F 900 R』と『F 900 XR』を発売…排気量拡大でパワーアップ

BMWモトラッドは、ミドルクラスの新型ロードスターモデル『F 900 R』と『F 900 XR』の受注を2月5日より正規ディーラーで開始した。価格は127万9000円からだ。

両モデルには、従来の853ccから895ccに排気量を拡大した改良型の並列2気筒エンジンを搭載。最高出力は従来の95psから105psへと向上し、トルクカーブも改善されている。これにより、力強い加速性能と豊かな走行フィーリングを実現した。

安全面では、コーナリング時のABS制御を可能にする「BMW Motorrad ABS Pro」や、トラクションコントロールシステム「DTC」を標準装備。さらに、急制動時の安定性を高める「ダイナミック・ブレーキ・コントロール（DBC）」も採用し、走行安全性を大幅に向上させている。

車体面では、新設計のホイールを採用し、従来モデルから約1.8kgの軽量化を達成。取り回しの良さと運動性能の向上にも貢献している。

BMWモトラッドのF 900シリーズは、ミドルクラスでありながら大型バイク並みの性能と安全性を備えたモデル。ピュアなライディングの楽しさを求めるライダーに、新たな選択肢を提供していく。

価格は「F 900 R」が127万9000円（スナッパー・ロックス・ブルー）から、「F 900 R ツーリング」が144万7000円（スナッパー・ロックス・ブルー）から、F 900 XRが153万7000円（レーシング・レッド）から。