1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「目指すは日本代表選手」 筑紫台高校女子ラグビー部にフィジーから留学した2人 強豪校相手に奮闘

RKB毎日放送 / 2024年5月27日 19時3分

福岡県太宰府市の私立高校の女子ラグビー部にこの春、九州で初めてフィジーからの留学生2人が入部しました。

寮生活を送りながら慣れない土地で奮闘する2人を取材しました。

女子ラグビー部にフィジーからの留学生2人 愛称は「ルーシー」と「ミリー」

福岡県太宰府市の私立筑紫台高校。

女子生徒の中でひと際目立つ体格の2人は、ルイジアナ・ツカナさん(16)とミリアマ・ブカさん(16)です。フィジー共和国からの留学生で今年4月にスポーツ推薦の特待生として入学しました。

チームメイトから「ルーシー」と呼ばれているツカナさんのポジションはバックス。

「ミリー」と呼ばれている身長189センチのブカさんはフォワードです。

教室での柔和な表情から一転 グラウンドでは男子部員に負けないタックルも

男子部員に負けない迫力のあるタックルを披露するツカナさんとブカさん。

2人はフィジーで16歳以下の地域代表に選出。

筑紫台高校でも1年生ですでにチームの中心選手となっています。

「女子7人制ラグビー」は、毎年10月に18歳以下の全国大会が開かれています。

筑紫台高校女子ラグビー部が中心となって結成したチーム「CHEERS」は去年、初めて九州大会を突破して全国大会に出場しましたが、16チーム中12位に終わりました。

今年は留学生2人と共に初優勝を目指しています。

筑紫台高校・CHEERS 川島 朱莉さん
「今は日本の雰囲気、日本人の感覚とちょっと違うからそこは私が色々言ったり、フィジーから持ってきた彼女たちのスキルも私が教わりながら高めあっている。留学生がいるから勝てたって言われないように個々のレベルも上げながら頑張ってます」

筑紫台高校 女子ラグビー部 扇 愛心キャプテン
「私たちが繋いで繋いで彼女たちの長所を生かせるように自分たちがアシストできるように」

扇キャプテンは、2人の能力を認めたうえでさらなるレベルアップを期待しています。

筑紫台高校 女子ラグビー部 扇 愛心キャプテン
「すぐ(練習を)抜けてしまったりするので、最初は許していた部分もあるけど、もうなるべく甘やかさないようにして嫌われる覚悟で厳しく言うように頑張ってます」

明るくフレンドリーな2人 寮でのコミュニケーションは片言の英語

2人は学校近くの寮で生活しています。

来日して1か月余り、同級生たちと積極的にコミュニケーションを取っています。

筑紫台高校 女子ラグビー部 青木 夢来さん
「時間にルーズなことが多くて大変なこともあるけど2人ともフレンドリーな感じで楽しく過ごせています。元々英語も全然話せなくて聞き取りも全然だったけど、最近はある程度の単語は聞けるようになって話せるようになりました」

リーグ戦 強豪校や大学生のチーム相手に大活躍の2人

5月、筑紫台高校で開かれたリーグ戦には、大学生のチームや高校の強豪校が参加しました。

ツカナさんが急な腹痛に襲われ、出場が危ぶまれる場面もありましたが、その後、体調が回復し試合に出場。

ツカナさんは試合前の不安を吹き飛ばす大活躍を見せます。

ブカさんも負けていません。

技術や経験に勝る大学生相手に敗れはしたものの、2人のパワーとスピードは格上の相手にも通用することを証明しました。

筑紫台高校 女子ラグビー部 北島 政徳 監督
「まだフィジータイムって言ってのんびりしてる時間の流れの子たちなので、上のカテゴリーに上がった時、代表クラスに呼ばれた時、そういう当たり前のことができないと、「なんだ?」って感じで彼女たちが損する形になるので、日本の慣習をきちんと教えていかないといけないなと思います」

日本一を目指すチーム 2人の目標は「日本代表」

2人の留学生と共に日本一に向けて動き始めた筑紫台高校女子ラグビー部。

最後に、2人に将来の目標を聞きました。

ミリアマ・ブカさん(16)
「Tobeoneofthejapanwomensrugby(ラグビー女子の日本代表になりたい)」

ルイジアナ・ツカナさん(16)「Mygoalistobefamousrugbyplayerforthenationalteam(日本代表の中で有名な選手になりたい)」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください