1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

見つけにくい「サイレントキラー」 膵がんで母と夫を亡くした女性 患者とその家族を支える交流会などを開催

RKB毎日放送 / 2024年5月30日 11時45分

お笑い芸人の今くるよさんが、27日、膵がんのため亡くなりました。

発見しづらく、生存率も低いとされる膵がん。どのような病気なのか、家族2人を膵がんで亡くした福岡在住の女性に話を聞きました。

自覚症状が出にくく「サイレントキラー」と呼ばれる膵がん

自覚症状が出にくく、発見されたときには、すでに進行していることが多い膵がん。発見後、5年間の生存率は12.7%と低く、サイレントキラーと呼ばれています。

近年、増加傾向にあり、死亡者数は30年で8倍以上になっているといいます。

厚生労働省の調査によると、膵がんは全がんの中で死亡者数が男性で4位、女性では3位となっています。

膵がんで母と夫を亡くした女性 患者と家族の交流会を開催

ひかりさん
「やはり膵がんというと他のがんよりシビアだと皆さん分かっていることなので残された時間を大切に交流しようという感じですね」

福岡県春日市在住のひかりさんは6年前に母親、去年には夫を膵がんで亡くしました。

ひかりさん
「母の場合は1日すごく泣いたと言ってましたけど、高齢で余命が短いこともあり、終活に専念していた。75歳だったので。一方、夫は47歳だったので心の準備がすぐできなくて治療を頑張るという感じでちょっと訳が分からない中、治療が始まった感じです」

闘病中の夫にとって大切な時間となったのが、同じ膵がん患者との会話でした。そこでひかりさんはおととし9月、福岡で「膵がん患者夫婦の会」を立ち上げ、全国の患者をつなぐ対面式やオンラインでの交流会などを開いています。

ひかりさん
「患者も孤独だけど家族も第二の患者と言われていて、誰にも言えなかったり家族にしか分からない悩みもあるので、交流のおかげで自分たちの治療と向き合える力を得ていた」

ひかりさんは膵がん患者の交流会だけでなく、闘病した人たちの声を集めた文集なども作って、思いを伝えています。

詳細は「膵がん患者夫婦の会」のホームページを参照

見つけづらい膵がん 発見するためには?

通常のがん検診には、膵がんの検査が含まれていないため、個別で検査を受ける必要があります。

エコー検査や超音波検査などが有効で、保険適用で5000円ほど、保険がきかない場合でも、約8000円から受けることができます。最近では血液で膵がんのリスク判別ができる検査キットなども出ています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください