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男子バレー ネーションズリーグ 「弁当は配らない」スポーツ大会でフードロスを減らす

RKB毎日放送 / 2024年6月7日 19時38分

熱戦が繰り広げられているバレーボール・ネーションズリーグ。会場周辺は多くのファンで賑わっていました。一方、大規模なイベントを開催する際、課題となるのがフードロスの問題です。持続可能な大会運営を目指す北九州市の取り組みを取材しました。

試合前にも長い行列

バレーボール・ネイションズリーグ福岡大会。

日本代表の試合までまだ7時間ほどあるにもかかわらず、グッズ売り場には長い行列ができていました。

ファン「1時間くらい並びました。Tシャツとタオルとうちわを買いました。」

Q一番好きな選手は?「西田選手です」

台湾からのファン「高橋藍が好きなのですが、かっこ良すぎる」

ファンは「西田選手が出てきました!あとは石川選手だけです。メインディッシュ!」

RKB 本田奈也花アナウンサー「石川選手が出てきました。」

ファン「目に焼き付けました。めっちゃかっこよかったです。」

3000人のスタッフが働く会場

会場となる北九州市の西日本総合展示場では大会期間中、のべ3000人のスタッフが働いています。大規模なイベントを開催する際、課題となるのがフードロスの問題です。

北九州市 都市ブランド創造局スポーツ部 スポーツ・コミッション 上田秀栄さん「お弁当を用意するんですけど、万が一足りなかったらていうのが一番リスクなので、絶対に多めに頼んじゃうんですよね。そうするとフードロスがものすごい量になってしまう。」

東京五輪で問題になった弁当の廃棄

東京オリンピックの時には、ボランティアスタッフなどに用意した弁当約160万食のうち、約30万食が廃棄処分され、問題視されました。

北九州市によりますと、ネーションズリーグ福岡大会では、約2万食の弁当を準備する必要がありました。しかし、最低でも5000食は廃棄される見込みとなっていました。

北九州市 弁当用意せず

RKB 本田奈也花アナウンサー「弁当の廃棄によるフードロスを解決するため、スタッフにはミールチケットを配布しています。」

北九州市はスタッフ用の弁当を準備せず、代わりに1日1500円分のミールチケットを配布しました。

ミールチケットは、会場周辺で出店しているキッチンカーのほか、アミュプラザ小倉やセントシティの飲食店など約70店舗で利用することができます。

高校生スタッフ「いろんなものが食べられるからこっちの方がいいなと思いました」

大会スタッフ「楽しいですよね、今日どれ食べようかあれ食べようかとか地元のものも食べれるし」

ミールチケット飲食店にも好評

ミールチケットはスタッフはもちろん、協力する飲食店にも好評のようです。

協力する飲食店「きのうも結構売れたので、ありがたいですね。」「フードロスってよく言われているのですごく良いことだと思います。」

北九州市 都市ブランド創造局スポーツ部 スポーツ・コミッション 上田秀栄さん「単純にフードロスで廃棄ごみを減らすっていうだけじゃなくてミールチケットを持った方々が会場の外に出て、街に賑わいをつくってくれる。『スポーツ大会のフードロス』これを解決することが、北九州市の世界的なPRにつながる。」

選手の食事はビュッフェ形式

選手の食事はビュッフェ形式のため、フードロスは避けられませんが、大会の運営委員会が毎日、消費量を調べて、ロスが減るように努力しているということです。

スティックバルーンも廃棄量を減らす

また、バレーボールの応援グッズでおなじみのスティックバルーンも廃棄量を減らす取り組みが行われています。

スタッフらが「スティックバルーンは席にそのまま置いてください」などと呼びかけて回収。

二酸化炭素の排出量を抑えたリサイクルが可能な業者に処理を依頼しているということです。

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