糸島市 アルバイトのマッチングアプリ運営会社と西日本の自治体では初めて連携協定を締結 人手不足解消に期待

市内の事業者の人手不足を解消しようと、福岡県糸島市は13日、アルバイトのマッチングサービスを提供する「タイミー」と連携協定を結びました。

糸島市は13日、人手不足の解消や多様な働き方の推進を目的として、「タイミー」と「スポットワークを通じた人材確保に関する協定」を結びました。

糸島市によりますと、市内の事業者の約9割は従業員が20人以下で、病気や急用で従業員が出勤できなくなると休業を余儀なくされるケースがあるなど、慢性的な人手不足が課題となっています。

「タイミー」は、スマートフォンなどで申し込みを受け付け、隙間時間で短時間の労働を請け負うことができるマッチングサービスです。

「タイミ－」は、これまでに人手不足の課題を抱える6つの自治体と協定を結んでいて、西日本の自治体で協定を結ぶのは糸島市が初めてです。

糸島市は今後、地元の企業や飲食店などにタイミーを紹介し、活用を支援していくほか、九州大学の学生らにも周知することで、若い世代の労働力の定着にもつなげたい考えです。

糸島市の月形祐二市長は「新たな気づきを持って働く環境作りにつなげたい」と話しました。