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【博多ストーカー殺人】寺内進被告初公判 殺人罪"認める" ストーカー規制法違反の罪"否認"

RKB毎日放送 / 2024年6月17日 10時23分

JR博多駅前で元交際相手を刺殺したとして殺人・ストーカー規制法違反などの罪に問われている寺内進被告(32)の初公判が開かれました。

寺内被告は、冒頭の罪状認否で殺人の罪について認める一方、ストーカー規制法違反の罪については否認しました。

博多駅前の路上で当時38歳の女性が刺殺される

起訴状によりますと福岡市博多区の飲食店従業員・寺内進被告(32)は、去年1月16日
・JR博多駅前の路上で、元交際相手の川野美樹さん(当時38)の胸や背中、頭などを包丁で複数回刺して殺害したとされる殺人の罪
・おととし11月にストーカー規制法に基づき、川野さんにつきまとい等をしてはならない旨の禁止命令を受けながら、勤務先から帰宅する川野さんを待ち伏せし、つきまとったとされるストーカー規制法違反の罪
などに問われています。

寺内被告”殺人罪”認める”ストーカー規制法違反”否認

17日の初公判で、寺内被告は、「刺したことは、間違いないですが、待ち伏せしたことは違います」と述べ殺人の罪については、起訴内容を認めましたが、ストーカー規制法違反の罪については起訴内容を否認しました。

争点は”つきまとい行為の成否”と”量刑”

この裁判の争点は、”ストーカー規制法違反の罪の成否”と”量刑”です。

検察側「犯行の悪質性、犯行結果は極めて重大」

冒頭陳述で検察側は「川野さんの会社近くで3分立ち止まり博多駅へ向かう川野さんに近づき、173メートル追従した。『離して、しつこい、警察で話そう』と言われたことに激高し川野さんに包丁を振り下ろして転倒させ、うつ伏せになった川野さんの頭部や背中などを少なくとも17回突き刺した」「犯行の悪質性、犯行結果は極めて重大、被告の意思決定は、厳しい非難に値する」などと主張しました。

弁護側「偶然が積み重なって起きた事件」

一方、弁護側は、殺人の罪については争わない姿勢を示した上で「偶然が積み重なって起きた事件。博多駅には携帯の滞納料金を払おうといた。川野さんに会ったのは、まったく思いがけないことだった。Aさんが警察に相談したことで交際が発覚し、上司も責任をとらされたことから一言でも謝ってほしかっただけ」などとしてストーカー規制法違反の罪については、無罪を主張しました。

判決言い渡し予定は今月28日

この裁判は、今月24日に結審し今月28日に判決が言い渡される予定です。

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