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昭和レトロな雰囲気残る北九州市の「黄金市場」再開発へ 木造の建物密集し火災のリスクも 5年以内に賑わう街に

RKB毎日放送 / 2024年6月18日 19時26分

昭和初期に誕生した北九州市の黄金市場(こがねいちば)を地元の不動産会社が主体となって再開発することがわかりました。北九州市では市場での火災が相次いでいますが、再開発を手がける不動産会社は「5年以内に人で賑わう街に復活させたい」と話しています。

最盛期には120店舗以上が営業 火災の危険度高く「特定消防区域」に

小倉北区三萩野にある「黄金市場」は、北九州の台所「旦過市場」から南に約1キロの場所にあり、近くにはメディアドームや北九州市民球場があります。

地元の不動産会社「レトロ」が黄金市場の土地、約2800平方メートルを取得していて、5年以内の再開発を目指しています。

買い物客はー「老朽化も進んでいるから、しょうがないのかな。ちょっと悲しいですけどね」「野菜も安いですし、すごく使っています。鉄筋になるんだったらちょと安心します」

若松康志記者「黄金市場は木造の建物が密集していることから、北九州市から火災の危険度が高いとして『特定消防区域』に指定されています」

1934年=昭和9年ごろに形作られたとされる黄金市場は、戦後に地域の商店街として発展し、最盛期には120店舗以上が営業していました。

1970年には棟続きになっていた木造2階建ての5店舗が全焼。さらに隣接する3店舗を全半焼する火事がありました。

黄金市場は施設の老朽化に加え、木造の店舗が密集しているため、北九州市から火災の危険性が高いとして、「特定消防区域」に指定されています。

再開発を手がける不動産会社の「レトロ」は、10年ほど前から市場の地権者らと再開発に向けた協議を行っていたということです。

再開発を手掛ける地元の不動産会社、「レトロ」の上甲幸寿さんは、旦過市場一帯で起きた火災の際、「復興=ふっこう」にかけて、2250万円を寄付。

手つかずとなっていたがれきの撤去費用などに充てられました。

黄金市場の再開発については、「北九州市の人口100万人を目指すためにも、黄金市場がある三萩野を人で賑わう街に復活させたい」と話しています。

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