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梅雨時期の熱中症はなぜ起こる?メカニズム学んで対策を

RKB毎日放送 / 2024年6月24日 18時57分

高温多湿の梅雨が本格化して注意しなければならないのが熱中症です。学生へ注意を呼びかけるため福岡県北九州市の中学校で熱中症対策の特別授業が行われました。

救命救急の専門医が特別授業

北九州市八幡東区の枝光台中学校で行われた熱中症対策の特別授業。

1年から3年までの生徒約150人が参加しました。

救命救急の専門医、北九州市立八幡病院の伊藤重彦名誉院長が講師を務め、生活の中で熱中症を予防するポイントを伝えました。

朝食の重要性と学校での水分補給

1つは1日の始まり朝食の重要性について。朝食をしっかりとることで、その後の、水分と塩分不足を予防することにつながります。

そして、学校での水分補給については・・・

北九州市立八幡病院 伊藤重彦 名誉院長
「体育の授業が3,4時間目だったら『おはようございます』と学校に来て50ccか100ccを飲む。こまめな水分補給は飲む回数と量によらない。飲み始めるタイミングが大切」

「運動の3~4時間前に飲んで」

学校での、こまめな水分補給で大切なことは水分を取り始めるタイミング。

水分は体にすぐ吸収されるわけではありません。汗をかく運動がある場合、その3時間から4時間前に飲んでおくことが大切なのです。

救急車を呼ぶ時のポイント

消防庁によると、今年に入って福岡県内で熱中症により救急搬送された人は6月16日時点で303人、うち51人は学校などの教育機関から運ばれています。

授業では、熱中症で生徒が倒れた際の対応についても学びました。

教員「今から救急車を呼ぶので安静にしておきましょう」

北九州市消防局 高度救急隊員「何歳で性別は?どういう症状ですか?」

教員「中学校の体育館で立ちくらみがして今動けない状態」

やりとりを通して、救急車を呼ぶ際のポイントを聞きます。

北九州市消防局 高度救急隊員「救急車は中学校までは来れますけど校舎の構造は知らないので、正門などに先生や誘導者をつけてもらうとすばやく対応できます」

北九州市では7月中旬までに11の小中学校でこの特別授業が実施される予定です。

3年生の生徒「水分と塩分をとればいいというのはわかっていたんですけど、とるタイミング事前にとればいいということを知らなかったので、印象に残りました。

北九州市立八幡病院 伊藤重彦 名誉院長「熱中症について今から準備しようと思っている時期に実は梅雨の時期は熱中症の発生件数が多い。熱中症対策ど真ん中に行って欲しいときょう講義した」

梅雨時期の熱中症なぜ起こる?

なぜ梅雨に熱中症になってしまうのか?1つは湿度が高く皮膚の表面がジメジメしてしまうと汗が乾燥しにくく、体温が下がらないから。

もうひとつは、暑さに体が慣れていない時期であること。

暑さに体を慣らすには、運動して汗をかくこと
お風呂は湯船につかって汗をかくことなどの方法があるということです。

特に高齢者は、室内で熱中症になるケースが多いので、喉が渇いていなくても水分をとること、我慢せずエアコンを利用することが大切です。

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