「危険性を具体的に予見することができた」九州建設アスベスト損賠訴訟 企業5社に約1億5000万円の支払い命じる 福岡
RKB毎日放送 / 2024年6月27日 19時27分
建設現場でアスベストを吸い込み肺がんなどを発症したとして、九州の労働者らが建材メーカーに損害賠償を求めた第2陣の裁判で福岡地裁は、企業5社に対しあわせて約1億5000万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
この裁判は、九州の建設労働者と遺族65人が建材に含まれていたアスベストを吸い込み肺がんや中皮腫などになったとして、建材メーカー16社に1人あたり3850万円の損害賠償を求めたものです。
27日、福岡地裁(上田洋幸裁判長)は一部の企業について「石綿関連疾患に罹患する危険性を具体的に予見することができた」などと指摘。
その上で企業5社に対し原告55人にあわせて約1億5000万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
九州建設アスベスト訴訟弁護団・山本一行団長「私たちの社会全体で建設メーカーに対し、このような逃げ得が許されないことを明確に突きつけていかなければならない」
一方で、当時の作業場所などによって原告の一部は敗訴していて原告団は控訴する方針です。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
九州建設アスベスト訴訟第2陣、5社の責任認め1億4800万円の賠償命令…福岡地裁
読売新聞 / 2024年6月27日 17時58分
-
【強制不妊裁判】7月3日最高裁判決 「勝訴を期待」各地で係争中の原告が会見で訴え
RKB毎日放送 / 2024年6月24日 16時57分
-
「父を殴った原告の気持ち 今なら分かる」 聴覚障害のある女性が法廷で語った強制不妊手術のつらさ
RKB毎日放送 / 2024年6月14日 16時51分
-
旧優生保護法下の強制不妊手術 福岡訴訟 国が控訴
RKB毎日放送 / 2024年6月14日 11時3分
-
米J&Jに2.6億ドルの支払い命令、米オレゴン州陪審 健康被害巡り
ロイター / 2024年6月4日 14時29分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください