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【福岡の路線価】上昇率トップは「千早並木通り」14.3% 都心部へのアクセスと九大跡地の再開発で期待値高まる

RKB毎日放送 / 2024年7月1日 17時44分

相続税や贈与税の基準となる路線価が7月1日発表されました。九大箱崎キャンパス跡地の再開発計画がまとまった福岡市東区をはじめ、都市部では上昇傾向が続いてます。

九州の最高路線価は「天神2丁目・渡辺通り」

国税庁が7月1日発表した路線価は主な道路に面する土地の価格で、相続税や贈与税の税額を算定する際の基準となります。

九州の最高路線価は、44年連続で福岡市中央区天神2丁目の渡辺通り。

価格は、1平方メートルあたり944万円で去年に比べて4.4%上がり2年連続で前の年を上回りました。

天神ビックバンの目玉となる地上19階建ての「ONE(ワン)FUKUOKA(フクオカ)BLDG(ビルディング)」が来年開業予定ですが、オフィス需要は依然として高く今後も天神地区の地価は上昇する見込みです。

福岡市東区は上昇傾向

RKB 植高貴寛記者「最も路線価の上昇率が高かったのが千早駅西口のすぐ側にある高層マンションに面した千早並木通りです。」

福岡市東区千早4丁目の千早並木通りは去年同様10%を超える地価上昇が続き今年は、14.3%と福岡県でトップの上昇率となりました。

千早地区は天神や博多駅へのアクセスが良く商業施設やマンションの開発が続いています。

また、九大箱崎キャンパス跡地の再開発計画がまとまったこともあって東区全体でも路線価は上昇傾向を示してるということです。

路線価算定に関わった 不動産鑑定士 淺川博範さん「千早がある東区全体でいうと九大跡地の再開発が方向性が決まりまして、それだけで東区に対する期待感が全体的にあります。福岡市中央区の西側はなかなかマンション用地が確保ができなくなる中、千早の東の方に目が向いてマンション用地として需要が活発しているのが大きな要因となります。」

北九州市八幡西区黒崎2丁目のふれあい通りの上昇率は去年は5.6%でしたが今年は10.5%と一気に伸びて、県内で5番目の上昇率になりました。

JR黒崎駅前の土地のマンション用地としての取引きが活発化してきたことが要因だといいます。

路線価算定に関わった 不動産鑑定士 淺川博範さん「小倉に比べたら安いじゃないですか土地の評価額が。マンションの業者さんは仕入れが安いので、売りやすい物件を建てられるということで今の地価上昇を支えているのはマンション用地事業だと言えると思います。」

マンション用地の需要が旺盛で、インバウンドや国内の観光需要も徐々に回復していることから福岡県の都市部では、今後も土地の価格の上昇が続きそうです。

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