ＥＶバッテリー回収→レアメタル再利用へ 全国初のシステム構築めざす

ガソリン車を電気自動車に置き換えるEVシフト。

福岡県は、電気自動車の使用済みのバッテリーを回収し再利用する全国初のシステムを構築するため自動車メーカーなどとネットワークを設立しました。

世界で進むEV＝電気自動車シフト

2日午後、福岡市天神で行われた「グリーンEVバッテリーネットワーク福岡」のキックオフ会議には、福岡県や自動車メーカー、金属のリサイクル業者などが参加しました。電気自動車のバッテリーにはレアメタルが使用されていますが、ほぼ100%を輸入に頼っています。

このため福岡県は今後増加が見込まれる使用済みのEVバッテリーを回収してレアメタルを取り出し、再利用することを目指しています。

福岡県 服部誠太郎知事「日本で初めてバッテリー資源循環の”福岡モデル”を構築していきたいと考えています」

福岡県と関連企業は今後、先進地域の視察を行い、EVバッテリーの効率的な回収や低コストでレアメタルを抽出する方法などを研究していくことにしています。