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30周年の人気菓子「ブラックサンダー」が恩人探し…生産中止から復活のきっかけは九州

RKB毎日放送 / 2024年7月18日 16時47分

ココアクッキーとビスケットをチョコレートで覆ったお菓子「ブラックサンダー」、多くの人に愛され、今年9月で発売から30周年を迎えます。
今では年間2億本を売り上げる人気商品ですが、実は過去に販売不振で生産中止になったことがあります。その危機を救った恩人とは?

誕生30周年恩返しの無料配付

RKB田中康徳記者「あのブラックサンダーが天神地下街で無料配布されています」

17日、福岡市の天神地下街で配られたのは、誕生30周年を記念したブラックサンダーの限定パッケージ版「アリガトサンダー」です。

女子高校生「スーパーとかにあったら絶対買います。ザクザクがおいしい」
女性「冷蔵庫で冷やして食べるのが大好きです。仕事で疲れた時とかにしみる感じで甘くておいしいので大好きです」

今から30年前の1994年に誕生したブラックサンダー。ココアクッキーとビスケットをチョコレートでコーティングしたお菓子で、ザクザクとした食感が楽しめます。

内村航平さんも「大好物」

人気に火がついたのは2008年。北京オリンピックの体操男子個人総合で銀メダルを獲得した長崎県出身の内村航平さんが「ブラックサンダーは大会会場に持ち込むほど大好物」とコメントしたことで、しばらく品切れになるほど大ヒットしました。

そして2013年には、バレンタインデーの「一目で義理とわかるチョコ」として話題となり、義理チョコの定番となりました。

女性「コンビニとかで手軽に買えるので、友チョコとかであげやすかったかなと思います」

販売不振で一時は生産中止に

今では年間2億本を売り上げる人気商品ですが、発売翌年には販売不振で生産中止になったことがありました。

有楽製菓マーケティング部杉田晶洋部長「売れ行きが不振で発売を中止している時期がある。その時期に当時の九州のエリアを担当していた営業マンが『私のお客さんがこの商品を欲しがってくれているし、もっと売れるから再発売、もう一回作ってくれ』と会社に直談判して、それが再発売につながった」

「九州に恩返し!」

「ブランド存続の危機を救ってくれた九州のみなさまに感謝を伝えたい」製造元の有楽製菓は、17日の新聞朝刊にカラーの全面広告を出して、復活を熱望してくれた九州の卸業者や小売事業者を探しています。

有楽製菓マーケティング部杉田晶洋部長「九州で『扱いたい』と言ってくれた方の声がなければ、今のブラックサンダーはない。ブラックサンダーは今、チョコレートのカテゴリーで年間の売上げ数量(本数)が実は日本一。単価が安いので金額で言うとブランドのトップランクには入っていない。ゆくゆくはトップ3ぐらいには入りたい」

38円で「おいしさイナズマ級」

ブラックサンダーの価格は税込みで1個38円。

ココアクッキーを連想させる「ブラック」に子供が好きな戦隊ヒーローを連想させる「サンダー」を加えたネーミングで、キャッチコピーは「おいしさイナズマ級」です。

定番の商品以外にも、北海道限定の「白いブラックサンダー」、宇治抹茶を使用した「京都ブラックサンダー」、そして、沖縄県特産の黒糖を使用した「沖縄ブラックサンダー」など地域限定商品も販売されていて、累計出荷本数は17億本を超えています。

「”恩人”の情報提供を」

九州の一部の店舗から復活を望む声が上がったことで、再販売が決定したブラックサンダー、その時の恩人を探しています。

有楽製菓では「心当たりがある人は『ブラックサンダー恩人探し事務局』までメールで連絡してほしい」と話しています。

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