ＳＮＳ型ロマンス詐欺・・・サイバー犯罪に挑む データ解析し容疑者を割り出す技術競う

インターネットなどを悪用したサイバー犯罪、その複雑化する手口に対処する能力を磨きます。

福岡県警はきょう、データ解析などの知識や技術を競う大会を開きました。

福岡県警「サイバーセキュリティ競技会」

福岡県警の「サイバーセキュリティ競技会」には県警本部と県内全ての警察署から警察官およそ140人が参加しました。

参加者は3人1組に分かれ、SNS型ロマンス詐欺事件などで使われる暗号資産の送金情報などから容疑者を割り出す問題などに挑みました。

RKB 小松勝 記者「こちらの画像はGPSの情報から撮影された場所を特定することができます」

福岡県警 サイバー犯罪対策課 的野史孝 次席
「日々インターネット環境は進化しているので、当然それに対応するサイバー犯罪対処能力をアップデートさせていかないといけない」

福岡県警によりますと、インターネットバンキングの普及に伴い特に不正送金事件が増加傾向で、去年の被害額はおよそ2億1850万円と前の年の10倍以上に急増しています。