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水分補給に落とし穴「ペットボトル症候群」に注意 重症化すれば意識障害も

RKB毎日放送 / 2024年7月23日 11時44分

梅雨明けし、これから夏本番。熱中症対策としても大切な水分補給ですが、意外な落とし穴があります。

それが「ペットボトル症候群」です。どんな症状なのか専門医に話を聞きました。

「梅雨明け嬉しい。洗濯物干せる」

福岡市東区の海の中道サンシャインプールです。夏休み期間に入り、平日の営業が始まりました。

利用者「気持ちいいです」「中学生です。開園前から来てます」「夕方4時くらいまでいたい」「ギリギリまでいたい」

九州北部地方は、22日夏の太平洋高気圧に覆われておおむね晴れとなりました。

向こう1週間は曇りとなる日もあるものの晴れの日が多い見込みで、福岡管区気象台は「梅雨明けしたとみられる」と発表しました。

平年より3日遅く、去年より3日早い梅雨明けです。

利用者「さっき梅雨明けしたって。夏だ!」「暑くてジメジメよりカラッと暑い方がいい」「梅雨明けうれしいです。洗濯物が干せます」

22日の最高気温は福岡市が35.1℃。太宰府市では県内で最も高い37・4℃を記録するなど各地で35℃以上の猛暑日となりました。

梅雨明けして、これからが夏本番。今月いっぱいは最高気温が35℃を下回る日はない予想になっています。

水分補給「気をつけないと体調不良のおそれ」

そこで、ますます警戒しなければならないのが熱中症です。

子供連れの保護者「熱中症対策はこまめな水分補給はさせて、帽子を必ずかぶらせてます」「水分をこまめにとるだけです。1.5リットルくらい飲んでます」

熱中症対策の基本の1つ「水分補給」

しかし、飲み物の種類や量に気を付けないと体に不調をきたすおそれがあるということです。

それが「ペットボトル症候群」です。

最悪の場合、意識障害を起こす危険性もあるというペットボトル症候群。

どのような症状でどんなことに気をつけなければならないのか、専門医に話を聞きました。

「ペットボトル症候群」主な症状は「倦怠感」「吐き気」など

嶋田病院糖尿病内科部長 赤司朋之医師「家族の方に糖尿病のある方や糖尿病の素因などを持っていた人たちに起こりやすい症状ではありますが、ソフトドリンクをたくさん飲み過ぎた場合など、血糖値が上がることによって、おしっこがじゃんじゃん出て、脱水状態になりますので、喉が渇いてまたペットボトルを飲む。そうすることによって更なる高血糖になる。血糖値が上がりやすくなるということは当然、糖尿病が発症しやすくなる。ペットボトル症候群が引き金となって、ひどい脱水状態になって、本当にひどい時には意識が飛んでしまうようなこともあります。」

ペットボトル症候群の主な症状は、「倦怠感」「吐き気」「イライラ」「体重減少」などです。

糖尿病が急激に増悪するときの原因のひとつで、重症化すれば意識障害を起こすこともあるということです。

嶋田病院糖尿病内科部長 赤司朋之医師「3.3グラムの角砂糖で考えると、コーラやサイダーなどには16個~18個分ぐらい、スポーツドリンクだと7個~10個の角砂糖が入っているということになります。夏の間、水分をしっかりとるということは一番大事なことだと思いますが、ジュースとかかき氷とかアイスクリームとか、そればかりで水分をとるような習慣はなるべくつけないようにしておく。一番良いのはカフェインがほとんど入っていない麦茶だと思います。」

ただ、ジュースやスポーツドリンクを飲んではいけないということではありません。

汗をかくスポーツなどを行うときは1日1リットル程度にするなど量に注意すれば良いそうです。

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