車の中で発見の男女 女性は薬物中毒で殺害されたか 男を被疑者死亡のまま書類送検

去年9月、福岡県那珂川市のダム近くの路上に停めてあった車の中で男女2人が意識不明の状態で見つかり、男はその場で死亡が確認され、女性もその後死亡しました。

警察は7月23日、男が女性を薬物中毒で殺害した疑いが強まったとして、男を被疑者死亡のまま書類送検しました。

2人は職場の元同僚

警察によりますと、去年9月25日朝、那珂川市五ケ山の南畑ダム付近の路上に停まっていた車の中で、男女2人が意識不明の状態で見つかりました。

見つかったのは、愛知県岡崎市に住む作業員の男（当時37）と、福岡県那珂川市に住む女性（当時26）で、男はその場で死亡が確認され、女性は今年1月に硫化水素中毒による心原性ショックで死亡しました。

発見時、女性の手足首に結束バンド

発見された際、女性は手首と足首が結束バンドでそれぞれ拘束されていました。

その後の捜査で、2人は職場の元同僚で、男が結束バンドや薬品を事前に購入していたことなどが判明。

警察は男が女性を殺害した疑いが強いと判断し、男を被疑者死亡のまま殺人の疑いで書類送検しました。

動機などは特定できなかったということです。