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自転車で一方通行を逆送→警察官の制止無視→「赤切符」 自転車の事故増加で取り締まり強化

RKB毎日放送 / 2024年7月24日 13時0分

自転車が関係する交通事故は去年全国で7万2000件を超え、前の年よりも2000件以上増加しました。

自転車側の交通違反が事故につながるケースも多く、警察も取り締まりを強化しています。

福岡県内の警告・指導は年3万2000件

福岡県内の「自転車の交通指導状況」によると、去年1年間で警告・指導の件数は、およそ3万2000件、「赤切符」で検挙されたのは306件でした。
※「赤切符」とは比較的重い違反に交付され、「刑事責任を問う事件として扱う」という内容を告げるもの

自転車でも酒酔い運転は懲役または罰金

警告・指導の場合は罰則はありませんが、赤切符で検挙された場合は懲役や罰金があります。

例えば、酒酔い運転で5年以下の懲役または100万円以下の罰金、二人乗り運転で2万円以下の罰金または科料です。(二人乗りが認められる例外もあります)

危険行為を繰り返すと「講習」命令も

また、3年間に2回以上危険行為を繰り返し、赤切符で検挙されるなどの処罰を受けると、都道府県の公安委員会から「3時間の自転車運転者講習」を受けるよう命令されます。

福岡県では例年10人程度が講習を受けています。

赤切符の対象となる違反例は、・右側通行および逆走・信号無視・一時不停止・酒酔い運転などで悪質な場合です。

逆送・警察官無視で赤切符

警察によりますと、18日も博多区で一方通行を逆走し、警察官が停止するよう求めたものの、無視をして走行を続けたケースについて、悪質とみなして赤切符を切ったということです。

警察庁によりますと、2023年に、全国で自転車が関係する死亡・重傷事故は7461件で、そのうち、自転車側が何らかの交通違反をしていたのは74.4%にあたる5550件でした。

自転車が関係する死亡・重傷事故が多発する中、交通ルールを守らない人をどう取り締まればよいのか。

自転車は軽車両「自覚と責任を」

RKBのコメンテーターで弁護士の徳原聖雨さんは「(自転車に乗るのに)免許は必要ないが、軽車両を運転しているという自覚と責任を持つことが重要」と話しています。

2026年までには警告・指導でも反則金を徴収する「青切符」も導入される予定です。
※「青切符」とは「交通反則通告制度」によって比較的軽微な交通違反について、刑事処分に代えて反則金の納付という形で処理するもの

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