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浸水のデータ改ざん JR九州高速船「クイーンビートル」13日から当面運休 安全確保に重大な問題と国が指摘

RKB毎日放送 / 2024年8月9日 17時55分

JR九州高速船は、博多と韓国・釜山を結ぶ高速船「クイーンビートル」について、8月13日(火)から当面の間運休すると発表しました。

国土交通省が6日に実施した監査で「安全確保に関わる重大な問題がある」と指摘。JR九州が運営会社であるJR九州高速船に聞き取りを行った結果、データ改ざんなどが発覚したということです。

JR九州によりますと、今年2月にクイーンビートルで少量の浸水が発生したことを、JR九州高速船は国に報告していませんでした。また、浸水を知らせる警報センサーの位置を変えて、浸水しても警報が鳴らないようにしていたほか、浸水のデータを改ざんし偽装していました。この状態で、5月まで運航を続けていましたが、乗客にけがなどはありませんでした。

クイーンビートルをめぐっては去年2月にも船体に亀裂が確認されましたが、報告や点検をせずに運航を続けていたとして、国から安全確保に関する命令を受けています。

また、今年5月30日には、運航中に浸水があったとして修理などのため約1か月半運休していました。この際は、浸水を知らせる警報センサーが作動していたということです。

JR九州は「お客様や株主、投資家をはじめ皆様には多大なご心配をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。国土交通省の監査に全面的に協力して改善に向けて努めてまいります」とコメントしています。また、再発防止策として「JR九州が執行役員をJR九州高速船に派遣して、毎日安全確認を行う」「全社員への安全確保の基本方針などを浸透、再教育する」としています。

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