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「暑さでエサが食べられない」卵のサイズが小さく数も減った 弱るニワトリ 養鶏場の悲鳴

RKB毎日放送 / 2024年8月22日 16時30分

暑さの影響でまいっているのは人だけではありません。
汗をかかないニワトリを飼育している養鶏場では、卵に影響が出ています。

卵を産む数が減っている

RKB 馬場遼之介 記者
「暑さ対策を施している鶏舎ですが、鶏たちはしきりに口を開け、暑さを和らげようとしています」

福岡県鞍手町の野上養鶏場では、10棟の鶏舎でおよそ7万5千羽のニワトリを飼育しています。

ニワトリは汗をかかないため体温調節がうまくできず、暑さの影響で弱り、卵を産む数が減っているといいます。

野上養鶏場 藤井豪 社長
「通常だと、1日に6万個ちょっとは産むんですけど、今は5万個台なのでかなり効率は落ちてますね」

サイズも小さくなった

さらに通常はMサイズとLサイズの卵が7割から8割を占めるという卵のサイズも、暑さの影響で、Lサイズの卵が3割ほど減っているということです。

野上養鶏場 藤井豪 社長
「全国的にもそうなんでしょうけど、大きいサイズの卵がないんですよ。なんでかっていうと、この暑さでやっぱり鶏が餌を食べられてない」

天井に断熱材 ミストを散布

卵の品質を保つため、ニワトリの餌を変えることはできず、鶏舎を涼しくすること以外に手立てがありません。

野上養鶏場では、鶏舎の天井に断熱材を入れて温度上昇を抑えるほか、ミストを散布してニワトリの体温を下げる対策をとっていますが、卵への影響は抑えられていません。

隣接する直売所の利用客
「以前に比べたら卵が小さくなっとる。卵が冷蔵庫に入っていなかったら、なんか寂しい」

食卓に欠かせない卵。
暑さによる影響はしばらく続きそうです。

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