九州新幹線西九州ルート・未整備区間 １年半ぶりに佐賀県と国が協議

西九州新幹線の未整備区間をめぐって23日、1年半ぶりとなる佐賀県と国の協議が開かれました。

23日佐賀県庁で開かれた西九州新幹線の未整備区間をめぐる「幅広い協議」は1年半ぶりの開催で、佐賀県の部長と国土交通省の担当課長が参加しました。

武雄温泉から新鳥栖の未整備区間について国はフル規格のルート案を示していますが、佐賀県は多額の財政負担などを理由に反発しています。

協議は非公開で、国は佐賀県に新幹線の開業によって人の流れが活発化するといった効果や意義などを説明したということです。

国土交通省・幹線鉄道課 北村朝一 課長
「新鳥栖・武雄温泉間をフル規格で繋ぎたいという思いがありますので、それについて佐賀県さんのご理解が得られるようにですね、引き続きしっかりと議論を重ねていきたい」

一方、佐賀県は、「莫大な財政負担や在来線の利便性低下といった不利益を生じる」と従来からの主張を改めて伝えたということです。