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自民・石破新総裁「10月27日に解散総選挙」どうなる福岡の「自民空白区」野党の選挙協力は

RKB毎日放送 / 2024年9月30日 19時1分

自民党の石破茂新総裁は30日、次の衆議院選挙について「10月27日投開票」の日程で行う方針を明らかにしました。選挙まで1か月を切る中、福岡でも与野党が準備を加速させています。

衆院選「10月27日投開票」で実施へ

自民党 石破茂総裁「新政権は、できる限り早期に国民の審判を受けることが重要であると考えており、諸条件が整えば来月27日に解散総選挙を行いたい」

自民党の石破茂新総裁は30日午後の会見で、10月27日投開票の日程で解散総選挙を実施する考えを明らかにしました。

選挙に向けた動きが加速する中、注目されているのは、自民党の支部長が「空白」となっている福岡9区の動きです。

どうなる福岡の自民「空白区」

三原朝彦元衆院議員「(石破氏の総裁就任について)それはやっぱり苦節20年ようやったなと思ったね」

こう語るのは、石破氏と初当選が同じ1986年で、前回の衆院選福岡9区で無所属の緒方林太郎氏(51)に敗れた三原朝彦元衆院議員です。

福岡9区には今回、三原氏の甥である北九州市議の三原朝利氏(46)と、大家敏志参院議員(57)が「くら替え」で出馬する意向を示していますが、自民党本部は去年支部長を置かない決定を下しています。

石破新総裁となりこの決定が覆るのか注目されています。

三原朝彦元衆院議員「東京でもう9区は決めないということになったからね。そう簡単にはならないでしょう、新しい人(石破総裁)になったからって」

今回の自民党総裁選では、長年、党の「主流派」として影響力を示してきた麻生太郎副総裁が、決選投票で高市氏の支持に回り敗れました。

「麻生派」に所属する福岡1区の井上貴博衆院議員は、たとえ非主流派になっても「石破氏を支えていきたい」と話します。

井上貴博衆院議員(自民・現職 福岡1区)「別に拒絶しているわけでもありませんし協力できないということはないわけですから。本当に党として石破新総裁をしっかり支える」

立憲・野田新総裁就任で共産との関係悪化

一方、野党も選挙の準備を急いでいます。

立憲民主党の県議で福岡3区から立候補予定の仁戸田元気氏(45)は、事務所開きの準備を急ピッチで進めていました。

福岡3区ではこれまで、自民党の現職・古賀篤氏(52)のほか、共産党の山口湧人氏(35)、日本維新の会の瀬尾英昇司氏(49)、れいわ新選組の奥田ふみよ氏(46)が立候補を表明しています。

立憲民主党・新人 仁戸田元気氏「小選挙区制度ですから野党の(候補者の)一本化が必要だと思います。党本部にも相談しながら最後まで一本化できるように頑張りたい」

ただ、共産党福岡県委員会は先週、社民党が候補者を立てる福岡4区と11区を除く9つの選挙区で候補者を擁立すると発表。

会見では、立憲民主党の野田新代表に対する不信感をあらわにしました。

共産党会見福岡県委員会「野田氏が政権を共産党と一緒に担うことはできないと断言していることであります。話し合う前からこうした排除の論理と言いますか、これを持ち出すのは大変おかしい」

一方、立憲民主党と福岡県内の8つの選挙区で候補者の棲み分けを行うことに合意したのが国民民主党です。

28日、博多駅前で、玉木代表が街頭演説を行い議席の倍増を目指すと訴えました。

国民民主党 玉木雄一郎代表「いつ解散総選挙が行われてもおかしくない状況になったと思います。我々としても次の衆議院選挙は正念場だと思っていますので、もう事実上選挙戦はスタートしたと思って全国行脚しています」

玉木代表の演説の30分後、同じ博多駅前でマイクを握ったのは日本維新の会の石井章副選対本部長です。

日本維新の会は今回都市部を中心に福岡県内の8つの選挙区で候補者を擁立する予定です。

日本維新の会 石井章副選対本部長「今度の選挙でまた土俵の真ん中に行ったら日本の国は終わります。経済も悪い、しかも決めることができない石破さんですから」

10月1日の臨時国会で第102代総理大臣に指名される見通しの石破新総裁。

早期の解散総選挙に舵をきったことで、福岡でも候補者の擁立や選挙に向けた準備が加速しています。

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