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【福岡10区】自民は保守分裂 野党は共闘崩れ 激しい選挙戦に

RKB毎日放送 / 2024年10月10日 17時6分

事実上の選挙戦がスタートしました。北九州市の東側、門司区・小倉北区・小倉南区をエリアとする福岡10区は激しい選挙戦が予想されています。

前回議席を獲得した立憲民主党は共産党との共闘が崩れ、議席奪回を目指す自民党は保守分裂の状態となっています。

裏金に対抗か 無料の国政報告会を開いた前職

衆議院解散から一夜明けた10日、立憲民主党・前職の城井崇氏(51)は朝早くからJR小倉駅前の交差点で道行く人にあいさつをしていました。

立憲・前 城井崇氏(51)「前衆議院議員のきいたかし本人です」

地域のイベントなどに顔を出して1人でも多くの支持者に会おうと臨時国会の間も、北九州と東京の間を毎日のように往復してきました。

9月には入場無料の国政報告会を開き、パーティー券を巡る裏金問題に揺れる自民党との違いを強調して支持固めを図ります。

前回選挙は約3500票差だった

城井氏は、前回の選挙でおよそ3500票差で自民党の候補を破りましたがこの時は共産党との共闘でした。

今回は共産党との共闘関係が崩れ、その分、票を減らす可能性があります。

立憲・前 城井崇氏(51)「私は必ずしもそうは思っていません。この3年間、国政野党の地元での右代表としてやってきました、今回臨むにあたっても、石破自民党政権に対抗する野党の軸の中心を担うという形で訴えを続けています」

「自民党は自分一人なんだ」公認の県議

福岡10区の議席を奪還したい自民党は、去年8月の党員投票で6割を超える票を集めた福岡県議会議員の吉村悠氏(38)を公認しました。

自民・新 吉村悠氏(38)「絶対頑張りますので、ありがとうございます」

小倉南区の公園で行われたグラウンドゴルフ大会で次々と参加者に声をかけ握手を求める吉村氏。

吉村氏は、4期13年、小倉南区選出の県議会議員を務めながらこまめに地元を回り「日本一の草の根運動」だと胸をはります。

同じく小倉南区選出の県議会議員だった父・元秀氏も全面的にバックアップ。

地元の小倉南区だけではなく、小倉北区や門司区でどこまで支持を広げることができるかが課題です。

自民・新 吉村悠氏(38)「自民党は自分一人なんだ、与党の代議士予定者は自分一人なんだというそのことをお訴えさせていただきながら頑張らせてもらいたいと思う」

自民除名の市議は「無所属」で出馬

一方、去年の自民党の党員投票の際、事前の審査で落とされた大石仁人氏(39)は、無所属で出馬。

知名度アップを狙って自ら自転車をこいで、選挙区を回ります。

自民党員だった大石氏は2021年の北九州市議選で、小倉北区でトップ当選。

去年の北九州市長選で自民党の推薦候補ではなく、武内和久氏を応援したことを理由に、今年1月に自民党から除名されました。

大石氏は先週、市長選の際に武内氏の事務所があった場所に事務所を構えました。

政党の推薦を受けずに市長選で勝利した武内氏にならってこれまで投票にいかなかった若者や無党派層を取り込みたい考えです。

無所属・新 大石仁人氏(39)「私は保守分裂をポジティブにとらえていまして、保守同士がこの国のためにどうするかというのを意見をたたわせたり志を磨き合うことで多くの人にそういう思いが伝わる。僕は必要な事だと思います」

日本維新の会・共産党も新人を擁立

福岡10区ではこのほか、日本維新の会・新人の福本尭氏(42)と共産党・新人の一ノ瀬小夜子氏(75)が立候補を予定しています。

RKB 浅上旺太郎記者「野党共闘がなくとも前職が逃げ切るのか、保守分裂をした上で新人が追い上げるのか、福岡10区激戦が予想されています」

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