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【福岡2区】前職2人は5度目の対決 6人が出馬表明の激戦区 ”都市型選挙区”を制するのは

RKB毎日放送 / 2024年10月11日 18時44分

今月27日に投開票が行われる衆議院選挙。エリアの注目の選挙区を紹介します。

福岡市中央区、南区、城南区を選挙区とする福岡2区は無党派層に左右されやすいと言われる「都市型選挙区」でこれまでに6人が出馬を表明しています。

前職2人は5度目の対決 自民・前職は「強烈な逆風」

【自民・前】鬼木誠氏(51)「私、裏金関係ないです」「ありがとうございます」

福岡市南区の駅前。「裏金」とは無関係であることをアピールするのは自民党・前職の鬼木誠氏です。

「無党派層」に左右されやすいと言われる「都市型選挙区」で、これまで立憲民主党の前職・稲富修二氏と4度対決。

4連勝しているものの、初当選した2012年の衆院選は、約3万7000票の差がありましたが、前々回と前回は8000票差まで縮められています。

今回の選挙は自民党派閥の裏金事件で強烈な逆風を感じています。

【自民・前】鬼木誠氏(51)「言い訳ばっかりする選挙ではなくて、しっかり前向きに。この国をどういう課題をどう解決していくのか前向きな選挙をやりたい」

校区の運動会で参加者に声をかける鬼木氏。

防衛副大臣を務める鬼木氏は、公務の合間を縫って選挙区の行事にも顔を出してきました。同じ日に行われた事務所開きでは、一変して険しい表情を見せました。

【自民・前】鬼木誠氏(51)「大逆風の選挙戦であります。時間のない中ではございますが、必死の思いで頑張っていきたいと思います」

過去2回比例復活の立憲・前職 野党共闘できずこれまで以上に厳しい戦いか

一方、衆議院解散の翌日、早朝から街頭に立つのは、立憲民主党・前職の稲富修二氏です。

過去2回は比例復活を果たしていますが、今回は共産党と候補者の一本化できず、これまで以上に厳しい戦いが見込まれています。

【立憲・前】稲富修二氏(54)「鬼木氏と思っている方の一票を自分に変えるって、4000票変えるっていうのは並大抵なことではないですよね。簡単ではないけど頑張っていきたいですね」

稲富氏は2024年4月から地元公民館での集会を50回以上開催し、支持拡大に努めてきました。

15年前の選挙から使っている「トレードマーク」の自転車も健在です。

【立憲・前】稲富修二氏(54)「私のほんと盟友です。私と同じで徐々に年齢がいってきましたけど、キーキー言いながらこれで頑張ります。若い方々の非正規が増えている、あるいは収入が増えていないという現状がありますので、安心してやはり家庭をもてるような政策を打ち出していきたい」

辻立ち重ねる維新・新人は「若者が逃げない街づくり」

日本維新の会・新人の本司敬宏氏は、2023年の夏に出馬を表明してから辻立ちを重ねてきました。

規制改革を進めて、「若者が福岡から逃げない街づくり」が必要だと訴えています。

【維新・新】本司敬宏氏(39)「福岡に集まったら一生福岡で暮せるような、経済的にも生活面も成長していってもっと大きな都市になっていかないといけない。そのための規制をなくしたり自治体との協力関係をつくるような行政作りにしていかないといけない」

6人が出馬表明の「都市型選挙区」無党派層の動向がカギ

福岡2区にはこのほか共産党・新人の松尾律子氏(52)参政党・新人の黒石裕子氏(32)無所属・新人の沖園理恵氏(50)が立候補を予定しています。

RKB 植高貴寛 記者「無党派層の多い福岡2区。まだ態度を決めていない有権者の動向が、厳しい選挙戦の鍵をにぎることになりそうです」

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