火災が発生し沈没した海上自衛隊の掃海艇 行方不明の３３歳３等海曹の捜索続くも発見に至らず 運輸安全委員会は原因を調査

今月10日、福岡県沖を航行中だった海上自衛隊の掃海艇が燃え、その後沈没した火災で13日も行方不明となっている乗組員の捜索が行われました。

運輸安全委員会は事故原因の調査を進めています。

今月10日、福岡県宗像市沖を航行中に火が出た海上自衛隊の掃海艇「うくしま」は、翌日、沈没しました。

火が出た当時、機関室にいた古賀辰徳3等海曹（33）の行方が分からなくなっていて、海上保安庁が2日にわたって潜水による捜索を実施しましたが、発見には至らず。

13日も巡視船による海上からの捜索が続いています。

海上自衛隊は現在、サルベージ船の準備を進めていて、近く海底から「うくしま」を引き揚げて古賀3等海曹の行方や火災の原因を調べる方針です。

一方、国の運輸安全委員会も12日から、海上自衛隊下関基地隊に事故調査官2人を派遣し、火災の原因について調査を行っています。

運輸安全委員の調査官
「当時乗組員の方が見聞きした情報をこれらを総合して何が起こったのか、どういう風に火が出たのかというのを総合する」

14日も引き続き「うくしま」の乗組員から話を聞くなど、調査を続ける方針です。