旧門司駅の遺構を取り壊し複合公共施設を建設する工事着手 保存を求める市民の姿も 北九州・門司区

旧門司駅の遺構が見つかった北九州市門司区の複合公共施設の建設予定地で15日、北九州市が施設の造成工事に着手しました。

門司区の複合公共施設の建設予定地では15日朝、工事のための現地事務所の設置作業が始まりました。

仮囲いの設置や、花壇の撤去などを行った後、予定通りに工事が進めば、11月中に旧門司駅の遺構の取り壊しに取り掛かるということです。

北九州市都市戦略局・一瀬修志課長
「老朽化している施設への対策は待ったなし、市民の安全安心が第一という方針のもと、事業を着実に進めていきたい」

現場には旧門司駅の遺構の保存を求める市民の姿もありました。

北九州市は、旧門司駅の遺構を取り壊す工事を始める前に、取り壊した後の遺構の取り扱いについて方針を示すとしています。