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「”キャベツ様”みたいになってる」 野菜高騰の中、来年は3933品目の値上げ

RKB毎日放送 / 2024年12月3日 17時55分

帝国データバンクによりますと12月に値上げされる食品は109品目と今年で最も少ない水準でした。

一方、来年はパンやビール、冷凍食品などすでに3933品目の値上げが予定されていて、今年を上回る値上げラッシュとなる見通しです。

12月の値上げ食品は109品目

帝国データバンクが主要な食品メーカー195社に行った調査によりますと、12月に値上げされる食品は109品目です。

コメの価格高騰を背景にサトウ食品のパックごはんがおよそ11%~14%値上げされるなど「加工食品」が91品目、ロッテのチョコパイなど「菓子類」が11品目で、品目数では今年最も少ない水準でした。

一方、来年値上げされる食品は、パンやビール、冷凍食品などすでに3933品目にのぼっていて、年明けから春先にかけて値上げラッシュとなりそうです。

野菜価格は「平年を上回って推移」

買い物客「高いですよね・・・」「キャベツとかも高くて、”キャベツ様”みたいな感じになっている」

また、高値となっているキャベツやトマトなどの野菜の価格については、農林水産省が「12月後半ぐらいには落ち着くものの、平年を上回って推移する」という見通しを発表しています。

電気・ガス料金の補助金 限定で再開へ

石破茂 総理大臣「エネルギーや食料品価格の高騰に苦しむ方々への支援、価格転嫁が困難な中小企業への支援、学校給食費への支援のほか、新たに厳冬期の灯油支援も行えるようにします。家庭の電力使用量の大きい1月から3月の冬季の電気・ガス代を支援します。」

石破総理は11月29日の所信表明で、10月に終了した電気・ガス料金の補助金について、来年1月から3月までの期間限定で再開することを明言しました。

ただ、本格的な寒さとなることが予想される12月分の料金には補助金がありません。

標準家庭における12月使用分の電気料金は九州電力で7548円。

ガス料金は西部ガスで6614円となっています。

政府は「酷暑乗り切り緊急支援」として、今年8月~10月の電気・ガス料金に補助金を出していました。1月から3月についても補助金を出す方針です。

九州電力の電気料金は、10月使用分には625円の補助金があり、6931円でしたが、補助金がなくなった11月使用分は7553円、12月使用分は7548円となっています。

補助金の額は決まっていませんが、1月以降、電気料金は安くなる見通しです。

ただ、原材料費の高騰に加え、物流費や人件費などを理由に、来年も食品の値上げラッシュとなりそうです。

年明けから春先に値上げの3933品目

すでに年明けから春先にかけて、3933品目の食品の値上げが発表されています。

山崎製パンは来年1月の出荷分から、食パンや菓子パンなど290品目を平均5.6%値上げすると発表しています。

そのほか、フジパンなど他社も合わせると来年4月までにパン類は1227品目が値上げされます。

値上げされる冷凍食品

また、コメの価格の高騰を受け、ニチレイフーズはチャーハンや焼きおにぎりなどコメを使ったすべての冷凍食品を来年2月から最大で30%値上げするとしています。

酒類は4月に一斉値上げの見込み

そして、「アサヒスーパードライ」やキリンの「氷結」など、ビールやチューハイを含む「酒類・飲料」の1251品目が特に4月に一斉に値上げされる見込みです。

価格の上昇が企業努力で対処可能な範囲を超えつつあり、来年は再び値上げラッシュになると帝国データバンクは分析しています。

運賃も値上げ

値上げは食品だけではありません。

JR九州は、来年4月1日から初乗り運賃を、170円が200円に引き上げます。

普通運賃は平均14.6%の値上げで通学定期は平均16.0%通勤定期は平均30.3%値上げされます。

値上げは29年ぶりです。

JR九州は「安全への投資」「人材確保のための待遇改善」「物価高騰」などへの対応を着実に進めると話しています。

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