「炎と黒煙が出ている」北九州市で住宅が全焼する火災２件発生 八幡西区の火災で性別不明の２人の遺体見つかる

１１日、北九州市で火災が２件発生しました。

八幡西区で住宅１棟が全焼し２人が死亡、小倉北区でも住宅１棟が全焼しました。

阿部裕司カメラマン「住宅の１階部分は骨組みだけが残り、２階の窓もすべて焼け落ちています」

１１日午前３時半ごろ、北九州市八幡西区三ツ頭の木造２階建ての住宅から、「炎と黒煙が出ている」と近くに住む女性から消防に通報がありました。

火は約３時間後に消し止められましたが、住宅１棟を全焼したほか、隣接する住宅など５棟にも延焼しました。

この火災で、火元の家に住む４０代の女性が軽いけがをしたほか、焼け跡から性別不明の２人の遺体が見つかっています。

火元の住宅には女性のほかに女性の父親とその弟が一緒に暮らしていましたが、火事のあと兄弟２人と連絡が取れなくなっていて、警察が遺体の身元の確認を進めています。

切明国浩カメラマン「屋根が焼け落ちています。消防による消火活動が行われています」

一方、午後２時４５分ごろには小倉北区篠崎でも木造平屋建ての住宅から火が出ました。

火は火元の住宅１棟を全焼したほか、周辺の住宅４棟にも延焼し、２時間ほどで消し止められました。

この火事によるけが人の情報は入っていないということです。

いずれの火事も警察と消防が火が出た原因を詳しく調べています。